ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

揺らぎの裏にあるもの

2012.12.07

私の趣味のひとつはアクアリウムを楽しむこと。

それも海水の。

きれいなサンゴや魚たち。

そして揺らめくソフトコーラル。

部屋の電気を消し水槽の中を照らすライトだけにして、ボサノバの音楽が流れるなか、いすにゆったりと腰掛けハイボールなどを飲みながら眺めていると、日々の疲れなど忘れてしまいます。

まさにそこは水族館です。

そういったマリンアクアリアムが大好きな私に、大事件が起きたのは今年7月のこと。

水槽のメンテナンスをした際に、私のミスで水槽内の水温を感知するセンサーを取り付けるのを忘れたために、水槽の温度がクーラーによってどんどん冷やされ、サンゴも熱帯魚も全滅してしまいました。

すごくショックでした。

あれほど注意して育ててきたサンゴや魚たちが、わずか4時間の間にすべてダメになったのですから当然ですよね。

その後は、水槽内は温度に弱いソフトコーラルは飼わずに、色のきれいなハードコーラルと熱帯魚だけにしておきました。

そしてそれを毎日眺めていました。

しかし先日熱帯魚店に行きますと、きれいなソフトコーラルが売られていましたので
思わずそれをいくつか買って水槽に入れました。

その夜はずっと水槽の中を見ていたわけですが、その美しさに以前とはちがった心の安らぎを覚える自分を感じました。

では、なぜそんなに安らぎを感じたのでしょうか?

今までだってあんなにきれいな水槽内であったのに・・・?

その理由がわかりました。

理由はコーラルにあります。

ここ5ヶ月ほど見ていたコーラルの種類は「ハードコーラル」といって、石のように動くことはなく、きれいな色をしたコーラルでした。

しかし、今回のコーラルはソフトコーラル、つまりイソギンチャクのようにゆらゆらとした触手を伸ばし右に左になびきます。

つまり今回の水槽の中には「揺らぎ」という世界が生まれたのです。

言葉を変えれば「時間の流れ」が作り出されたといえるでしょう。

これが私に目から入る美しさとともに、心に何かをあたえる要因となったことは間違いないと思います。

つまり、こういった現象からも人の感動というものは、私たちが普段あまり意識しない「時間」というエネルギーを作り出していると私は思っています。

韓国の大学生の就職状況

2012.11.30

マスコミの報道では、韓国経済の伸びは高く、日本を追い越してどんどんグローバル経営化が進み、非常に景気が良いように言っているように感じます。

しかし一方では、大学生の就職状況はなかなか難しく、就職先が見つからない学生も多いようで韓国全体としては景気が悪いということも述べています。

実際はどうなのか?

先日、韓国で社員の面接を行いましたが、その話の中から韓国事情が見えてきました。

やはり、皆が韓国の景気は悪いという認識をもっています。

それでも、韓国の就職サイトを見ると非常に多くの募集広告が見られます。

「なぜ不況なの?」と、感じてしまうほど募集は多いのです。

その理由は、韓国の景気が良いようなことを述べてはいるのですが、実際良いのはITを中心としたほんの少しの大手企業だけで、これらと関連のない中小企業の経営は非常に厳しいようです。

私がそういった経営者と話しても、決して明るい話は出てきません。

そのため、給与をしっかり払ってもらえないことによりやめていく社員や、倒産してしまう会社もたくさんあります。

このような状況ですから、学生は大きな会社に入れば給与も多いし、間違いなく支払われるので、安定した大企業に入りたいと願うわけです。

つまりは安定のない中小企業に入りたくないのです。

ですから「ベンチャー企業でがんばるぞ」といった気持ちよりも、大きな企業で出世して給与を増やしたいといった人が増えているような感じを受けました。

しかし、門戸は狭く多くの不合格者がでてしまうわけです。

決して自分らを雇用してくれる会社がないのではなく、行きたい会社が少ないということで、大学生の就職率が低くなっているといった状態なのです。

偏差値社会の韓国ですが、さらにこれは強まるように感じました。

過保護すぎる育て方

2012.11.23

先週末、大手電気店にエステ機器を見にいきました。

別に自分が使用するわけではないのですが、どういった機器が売れているかを知ることは、ビジネスにも役立ちます。

女性がどのような事に関心があり、どういう対処の方法を望んでいるのか?

どの位の価格であれば買うのか?

デザインや色など参考になる事は沢山あります。

そういった商品の隣に電動歯ブラシが置かれていました。

各社、いろいろなタイプの製品をだしていますね。

以前、私も電動歯ブラシを使っていましたが、口の中がすぐにアワだらけになってしまい、自分としては好きでなかったですね。

そのため一月もしないうちに、使わないようになってしまいました。

その電動歯ブラシの中に子供用のものがありました。

大人のものよりもブラシの大きさも小さく、グリップ部分もこじんまりとしたものです。

子供は歯磨きの仕方が雑であったり、歯並びが悪かったり、甘いものを多く食べたりしますから、歯をていねいに磨かなければすぐに虫歯になってしまいます。

そういった状況を配慮して出された製品なのでしょう。

でも、はたしてこれはよい事なのでしょうか?

私には疑問が残ります。

確かに子供の歯磨きの仕方を見ればこれを買って「もっときれいに磨きなさい」と、言いたくなります。

でも、私はこう思うのです。  

たかが歯を磨く程度のことを,電動化によってその行動を助ける必要はないと。

つまり、「歯を磨くことぐらい自分の力で行えばよい」と思います。

歯の健康は鏡を見れば自分で分かりますし、磨き方が悪ければ虫歯になって痛い思いをします。

でも、それでもよいではないですか。

痛いことを知り、「今度からしっかり丁寧に磨かなくてはいけない」と、自分で反省するのですから。

こういったことがないと、子供は成長しないと思います。

なんでも親が心配し、楽なもの、安全なものを与えていてはいけないと思います。

ですから、鉛筆なども電動鉛筆削りなどを使わせるのでなく、小刀などを与えて削らすべきではないでしょうか?

これにより、手を切ることもあるでしょう。

だからこそ、じゃあ手を切らないためにはどういった握り方や切り方をすればいいのか。

芯をとがらすには、どうすればよいのかといったことを肌で学ぶのですから。

ともに命にかかわる問題ではないのですから、ぜひそういった教育(体験)をさせながら子供は育てていくべきだと私は思っています。

それでなくても、今の子供たちはあまりにも過保護に育てられ過ぎているように思うのです。

やはり、「かわいい子には旅をさせろ」ですよね。

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