最近、日本では食品の不祥事が続いています。
以前の雪印乳業事件を機に少しは収まると思っていたのですが、この問題の根は深そうです。その後も不二家問題がおき、小さな子供にもショックを与えましたね。そして今回は石屋製菓の『白い恋人』です。
このお菓子、とくに香港では大人気。香港の人が日本に行ったときは絶対に土産として買って帰る名物的なお菓子なのです。やはり暑い香港では雪の北海道に強い憧れがあるのでしょうか?
このお菓子の賞味期限の改ざんが行われていたことが発覚。メディアからの激しい追求を受けましたね。
そして社長はついに、「今後、他の商品においてもどのような問題が出てくるか解らなく、自分ではそれらを処理する事はもはや無理と感じた。」とのことで辞任表明。なんと情けない弁明でしょうか。全く会社のことが解ってないと言うか、逃げておしまいにしたいというか・・・。
この釈明は全く言い逃れではないですか。私としてはこの発言は、自分はすべてを知り、自ら指示していたことを発言していると理解しています。世間の誰もが自らの保身を考え、嘘を言っていると思ったことでしょうに。
さらに、賞味期限の改ざんにおいても「売り上げが伸びる時期に商品が欠品してしまうのでそれまでに量産しておく必要があった・・・」との釈明。これが通ると思っているのが理解できません。
シーズン中に商品の製造が間に合わないのであれば、「商品が欠品します」とはっきり述べればいい事ではないのでしょうか?
つまりは自分はいっぱい売りたくて(儲けたくて)改ざんしたということではないですか?
「消費者に買えなくてがっかりさせたくなかった。」というのはつくろい言葉。なんとも情けない話です。