今週末は日本全体に寒波が押し寄せてきています。
大学受験生にとっては14日、15日はセンター試験ですが、大雪になる可能性もあるという事で心配です。
東京でもなんどか2月の中頃に大雪が降り、大学試験の開始時間が変更になったことが思い出されます。
ともあれ受験をなさるご家族の方や友人がおられる場合には、受験生の方に「受験日の天候に気を付け風邪をひかないように頑張って!」と伝えてもらいたいです。
また合格したのちにもお伝えしてもらいたいことがあります。
大学試験に受かった後は入学までにしばらく時間がありますから、この時間は何をしてもいいと思っています。
スポーツに打ち込む、ゲームに夢中になる、旅行に出かけるなど受験勉強で我慢してきたことを是非やってもらいたいですね。
また、大学に入ったらどのサークルやクラブに入るのか、また授業の無い時は何のアルバイトをするのかというように、どういった学生生活を送るのかも考えてもらいたいと思います。
そこでもアドバイスしたいことがあります。
少なくとも麻雀やパチンコなどに時間を費やすことはやめましょう。
私はこれらはほとんど何の役にも立たないと思っています。
学生時代の時間を費やすのはもったいないです。
また、学友の多くは塾や家庭教師をすると思いますが、これにも疑問を持っています。
それは今の教育に疑問を持っているからです。
まだ、日本の教育においては勉強は記憶した内容をアウトプットし、それをテストで確認するといったものです。
どれだけ多くインプットできているのか?そしてそれをどれだけ正確に早くアウトプットすることできるのか?(あるいは関連性を持ってアウトプットできるのか?)といった事です。
このような情報を記憶したり、それを取りだしたりといったことは、もはやコンピューターに任すべき仕事です。
これからの人のすべき仕事ではありません。
むしろ、私たちがやるべき事はコンピューターにどういった指示を伝えれば求める答えが得れるのかといった事を学ぶことだと思っています。
「子供や若者たちに、将来コンピューターに代わってしまうかもしれないような勉強を一生懸命させる必要はない」と思っています。
今の時代、私たちが若者たちに教えなければいけないことは世界に負けない力です。
強く生きる力です。
自分の人生に夢がもてるような生き方です。
多くの事を記憶する力ではありません。
また、フランチャイズでマニュアルに沿って間違いなく作業するようなことではありません。
その人にしかできない様な生き方です。
何かが起きた時に「この人にお願いしよう」と頼りにされる様な人間へと育てることです。
ですから、簡単にみつかるようなファーストフードでのアルバイトや家庭教師などはすべきではないと考えています。
むしろ、自分で何かを探したり、製作したりしてそれを実際に販売してみることだと思っています。
それも、かつてのように店に並べたり露店などで売るのではなくインターネットの世界で行ってもらいたいと思います。(デジタル世界での商売を知ってもらいたいからです。)
そうすることで今のITの世界がどういった技術をもっているのか?優秀な人を集めるには、資金はどうすればいいのか?人が物を買う時にはどういった要素が影響を与えるのか?価格はどのように決定すればいいのか?宣伝はどうすればいのか?を考えるチャンスができます。
これはきっと授業よりも面白いことでしょう。
製品を売るにあたり、場合によっては国より販売許可を得なければいけない製品があったりもしますが、こういった事が何故必要なのか?という国の規制についても考えるチャンスがあるかもしれません。
このように実践的な商売をすることで商売について色々な事を考え、知識を高めていくことができます。
商売の楽しみ、苦しみも知ることができます。
人への感謝の気持ちも変わってくることでしょう。
こういった知識やマインドを持った学生がいれば、きっと就職においても企業は彼を選ぶと思います。
有名大学や偏差値では、これからは勝っていけないことを我々は若者にしっかりと教えなければいけないと思っています。