ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

日本の現状

2017.01.06

新年明けましておめでとうございます。

今年も皆様が健康でおられることをお祈り申し上げます。

また私達も皆様のご意見に耳をしっかりと傾け、喜んでいただける商品開発に努めていきたく思います。

さて、12月に今年度の日本の予算案が発表されました。

私はこれを見て「日本は大丈夫?」といった不安な気持ちになりました。

特にこれからの世代の方にとっては日本にプライドをもてなくなってしまいますよね。

ちょうどその時、海外から来た友人がいたのでその内容を説明してあげたら、「日本ってそんなに貧乏な国だったの!でも、そんなに貧乏なのに、日本人は物価の高い中で暮らしているよね。日本人は高給取りなんだよね?一体、幾らもらっているの?」と質問してきました。

「いやいや、君が思うほどにはもらってないよ。ほとんどの人は生活にゆとりなどないよ。でも、日本の良いところはなんと言っても安全できれいな点かな。」と私は答えておきました。

そこで、もう一度皆様に大雑把にこの予算案をお伝えしますと、歳入は97.5兆円。その内訳は税収が57.7兆、国債(家計で言えば借金が34.4兆円)、そして、その他の収入が5.4兆円です。

一方、歳出は社会保障費32.4兆円、国債費用に23.5兆円、地方交付税に15.6兆円、その他の支払いに25.9兆円です

これを家計に置き換え、家族が生きていくためにはどうしても700万円は生活費がかかると言っているAさんの生活内容を見てみると、手取り給与410万円では生活できないので、彼は借金250万をし、更に他からの収入40万を加え700万を作りだしています。

そして支出面を見ると、
①病院代・薬代そして介護費用に230万円
②借金の返済に170万円
③親の仕送りに110万円
④一般生活費に190万円

これを眺めて、皆さんはどう思われるでしょうか? 

彼の家では次のような声が聞こえてきます。

「お父さん、もう借金するのは嫌よ。230万円しても170万円は返済にそのまま廻るのだから、これでは意味がないわ。いつまでたっても謝金は減らなし、もっとお金の入る仕事を探してくださいよ!」と。

Aさんは腹が立つものの、「そうだよな。年老いた両親を4人も抱えて治療代もかかるし、その費用230万円は給与の半分以上も占めるしな。困ったことだよ。その上、親の生活費もみなければいけないしな。自分が稼いできた給与の半分さえも自分の生活費に使えないのだから。そうはいっても、自分以外に働き手はいないし、これからどうしたらいいのだろうかなぁ・・・」

「働き手」とは日本にとっては税収をもたらしてくれる会社や勤労者です。

税収アップの為には人口が増えていかなければなりませんが、今や年間30万人の減少が起きている状態です。

あっという間に50万人以上になっていくことでしょうが、これは島根県や鳥取県の人口に相当する数値です。

日本は今こういった状態に置かれています。

少しでも、国民一人ひとりが明るい希望をもてる日本を創るために、真剣にこの状況を考え、その解決の布石を附っていかねばなりません。

男も女も、若いも年よりも関係ありません。

国策を待ってもムダです。

たとえ立派な政策を立案されたとしても、それが実行に移され効果を発揮するまでには最低10年以上はかかります。

これはイギリスのサッチャー、アメリカのレーガンの政策を見てもわかります。

時は待ってくれません。

今、我々が出来ることはさっさと行う。

たとえ苦しみがどれほどおきたとしても。

これしか私達に残された道はありません。

そういった年が今年だとつくづく思いましたね。

もう一度だけ、ここに述べた数字を見て考えてください。

これは日本の現状なのです。

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