まさにこの表題がぴったりする事件です。
朴槿恵(パク・クネ)大統領の政治スキャンダル事件が韓国全土を震撼させています。
この発端は10月24日でしたから丁度1カ月が経過したところです。
発端はご存知のように朴大統領が、公務に関わる機密資料を長年の友人といっている宗教関係者の女性、崔順実(チェ・スンシル)に漏洩させていたというものですが、その内容には、国家安全保障に関わる資料や大統領の演説原稿、スケジュールなども含まれており、国家最高の立場の人物、大統領が行なったということで、そこには何か怪しげな秘密があることはおおよそ見当がつきます。
そこにある新興宗教との40年にもおよぶ光と闇に包まれた密接な関係も出てきて、まさにスキャンダルです。
事件の発覚から時間が進むにつれてその内容も明らかになりだし、崔順実容疑者は「自分は一切関係してない事」と言っていたものの逮捕されました。
このTV放映は皆さんも見られたことでしょう。
逮捕時、彼女は顔を伏して泣きわめいていました。
私はこの報道を見ながら、もし自分が何も悪い事をやっていないのなら、泣く必要はなく「自分は潔白です。こうして逮捕されるのは遺憾ですが、その潔白さはやがてわかるでしょう。今後をご覧ください」と述べ正々堂々とした行動をとりますが、彼女のあわてふためいた行動を見ると明らかに自分は罪を犯したことを証明しているようです。
そして、経済界への圧力・崔容疑者の側近への権利提供はじめ、この女性の娘の名門大学への裏口入学・さらには少額でありますが税金を使ってのバイアグラの購入といった些細な事(でも国民が関心を持つ内容ですね)まで暴露されてきています。
この為、大統領の支持率は今や4%以下まで落ちて、やっと任期満了待たずに辞任する意向を表明しました。
日本側から見れば、韓国は最も近い隣国です。
互いに良い外交を行い、両国の経済成長と安全を維持していく立場にあります。
一刻も早く韓国政府が韓国の恥を世界にさらすような無様なスキャンダルを終わらせ、韓国社会が落ち着くことを願っています。