今週水槽日、リオ五輪女子レスリング58キロ級決勝で伊調馨選手(32)がロシアのコブロワゾロボワ選手を残り4秒で逆転、女子で五輪史上初の4連覇を果たした。
女子初の4連覇、すなわち16年間この分野でNo1ということなのですからすごい事です。
人の才能を競技であろうと学問であろうとそのすごさを考えるとき、私はまずはその国の人口のことを考えます。
人口が多ければ、その分野での天才が突如生まれてくる確立は高まるといってもいいですからね。
そして、運動で言えば今度はその人種における体格を考えます。
やはり日本人と西洋人とでは体格が違いますからね。
昔事ですが、私が大学生のときに東急ホテルのエレベーターに乗っていましたら、トレーニングウェアを着た巨漢ともいうべき体格の男性達が、5人程どどっと乗り込んできて私はうずもれてしまいました。
彼らのウェアに付いたマークから柔道選手というのはわかりました。
多分、国際試合のために来日した選手達なのでしょうが、こういった大きな選手と日本の選手も試合するのですからすごいと思いましたね。
そういった思い出の中で、伊調選手の成し遂げた優勝は本当にすごいと言わざるを得ません。
ここから学ぶものは非常に多いです。
私には彼女の歴史はわかりませんが、少なくとも天才の上に努力が何枚も重ねられて出来た偉業と考えるべきだと思っています。
と言っても人間です。
16年の長年にわたって、やり続けれるものではありません。
きっと心がくじけた事も何度もあったことでしょう。
でも、努力ができた。
その継続させた力というのはどこから来るのでしょうか?
それはおそらく3つあるのではないかと想像しています。
自分ではなく影響を与えてくれた周りの人達の力。
それを感じ取れる伊調選手の感性と想像を絶する努力。
そして自分の夢の実現。
やはり自分に甘えてはいけない。
応援してくれる人たちのためにも・・・
が一番強かったのではないでしょうか。
私はそう思っています。
人の心の中は誰にも見えません。
見えないからこそ孤独であり、苦しいのです。
周りから見えるのは、日々の努力の姿だけですからね。
勇者の生き方とはそういったものなのかも知れません。
幸せという頂は氷山の一角が見えた単なる一つの現象。
でも、それが最後ではありません。
一つの現象が起きれば、また別の現象が生まれます。
これこそが人生の中で最も大事な事だと思っています。
人の喜びは「創造」と「生む」ことだと。