私はよく「もし、こういうものがあったらどうするか?」といったことを友人と話し合うことがあります。
つい最近も近所にいる友人と近所を歩いていたら空き店舗がありました。
そこで「君がもしこの店をもっていたら何の商売をする?」といった話をしました。
私の近所は空き店舗が出るとほとんどと言っていいくらい「ラーメン屋」か、フランチャイズの「クリーニング店」です。
ですから、これら店舗はやや乱立しすぎているように感じています。
少し時間をおいて彼の考えが出ました。
「僕だったら、まずは喫茶店かな?」といった返事が返ってきました。
無論、これには正解などはありません。
この「まずは」と言っていることからもわかるように、「これだ!」といった商売が彼にはすぐには思い浮かばないからなのでしょう。
事実この辺りは学生を含め人通りも多いですし、近くには住宅も多いです。
ですから、「この商売であれば大きな損はしないかな?」いった事からなのでしょう。
現代人は時間を持て余していたり、これといって出かけるべきところがなければ、暇つぶしに本やスマホを持って喫茶店に行く人が増えていますからね。
まさにこれが、300円でおいしいコーヒーと「リラックスする出来る場所の提供」というスターバックスの店のコンセプトをつくりだしたわけですから。
こうして考えてみると、最近の店のコンセプトは飲食業界を含めおいしいものを食べるという前に「リラックスできる場所」というのが特に優先されているように感じますね。
肩を張らない場所、空間が多い場所、レトロ感のある場所、自然を感じとれる場所等々。
ですから、何か問題があれば「リラックス」の反対側にある「ストレス」といった言葉がすぐ出てきますようね。
肌の調子が悪い、体調が悪い、よく眠れない、すぐ疲れるなど原因がはっきりしないようであればすべて「ストレス」いう言葉が使われているような気がします。
私は、ストレスに逃げるような生活をしてはいけないと思うのです。
ストレスなどはどの時代にもあったと思います。
それを乗り越えるために、昔から色々と努力を重ねてきたのではないでしょうか?
そのストレスがなければ発展はあり得なかったとも言えましょう。
あるいは、しっかりした目的や夢を追いかけていたからこそ、ストレスなど感じる暇がなかったのかもしれません。
問題や心配事があれば誰でも負担を感じます。
でも、生きている限りそれを乗り越えるチャンスは誰にも平等に与えられています。
負担を感じた場合、その負担といったマイナスのエネルギーをゼロに戻すだけにするのか、ゼロを越してプラスにもっていくのかという事こそがとても大事だと思うのです。
ただ、人の考え方は人それぞれだと思いますが。
もっと簡単に例を述べるのであれば、ゼロにするところが私にとっては喫茶店であり、パラリンピックを観るのがプラスにもっていく行動といったことでしょうかね。
このブログを書いたのはある一冊の本から始まります。
タイトルは「日付の大きいカレンダー」。
このタイトルを本屋で見たときはすごく衝撃的でした。
現在39歳になった著者、岩崎 航さんのエッセイ集です。
ここでは細かな内容は述べませんが、皆さんに是非お勧めしたい本です。
病のため小さなベットから動けない彼がつかみ取った生きる力とは何か、希望とは何か、それを語った本です。
ご興味あればどうぞご一読ください。