ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

敷地から出てきた物は意外なものだった

2015.10.30

私の家はマンションの高層階。

当初この地に住んだときは、遠くに見えるビルの赤い光が夜になるととてもきれいで「やはり東京の夜景は素敵だな」と感じていました。

また、この地区は昔の寺町だったのでお寺が多く、このため静かで緑も多くあり、部屋から眼下を見ると古い民家(昔の長屋のような家)が集まった一角もあったりし、新旧混じったこの地がとても好きでした。

ところが、ここ1年の間に新たなマンション建設がどんどん行われだし、狭い敷地に高いマンション(13階以上)が建ち始めました。

このため周りの景色も5年前と比べてがらりと変わり、だんだんと部屋からは緑が見えなくなり、コンクリートの建物ばかりが目の前に見えるといった具合です。

こういった景色の変化は皆さんもきっと身近に経験していることでしょう。

そういった中、眼下に見えていた古い民家の一画(10軒から15軒ほど)が全て壊され、その敷地に8階建てのマンションが建つことになりました。

この2ヶ月間はその取り壊し作業が朝から夕方までずっと続いていました。

一度にこれだけの民家が壊されるのですから、もしかしたらこの土地は借地契約で家が建てられていたのかもしれませんね。

ともあれ、なつかしさを秘めた古家が壊されていくことはさびしいものです。

住まれていた方の多くはお年寄りの方でしたが、きっと50年以上は住まれていたのではないのかと思っています。

そういった都会の真ん中で行われていく古家の取り壊しと整地作業を日々見ていました。

そんなある時、意外なものが出現しました。

それは「井戸」です。

「こんな都会の真ん中に井戸があるなんて!」とビックリです。

昔はこの地域は徳川の家臣の武家屋敷が多くあったところと聞いていますから、もしかしたらその時代からこの井戸が使われていたといったことも考えられますよね。

でも、ここにはマンションが建つことになりますから、きっとこれも埋められてしまうかと思うと非常に残念です。

私としてはこの水を使った日本庭園でも造ってそこに鯉でも泳がしていただきたいですね。

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