ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

シリア難民に対して想う

2015.09.25

ご存知のようにシリアから多くの難民がヨーロッパに流れ込んできています。

各国は人道的に受け入れたものの、両手を挙げて包み込んであげることはできない様子がTVで報道されています。

地中海の航海中にすでに3000人近くの人が命をなくしています。

このニュースを聞きながら、どうやって彼らを助けてあげればいいのか、私も悩みます。

受け入れたくてもその受け入れ国によって経済・治安・宗教・施設・福祉の面からできないことはたくさんあります。

受け入れには費用もかかりますし、この費用は全て国民からの税金でまかなわれるわけですから、国民にして見れば、「今自国においても苦しい人が多くいるのに、なぜ国民を助けずにシリア難民を助けるのだ!」といった不満の声も出てくるでしょう。

難民が自国に長く留まれば、生活補助や仕事や教育の提供は必要となりますが、失業率が高い国にとっては国民の仕事の場を奪うことになり、失業中の国民にとって問題を引き起こします。

更に難民として来る人が、すべて内乱から逃れるために来ているのかどうかをどのようにして判断すればよいのでしょうか?

中にはイスラム過激派などが混じっている可能性だってあるでしょう。

毎日、このニュースを見るたびに国境の前で足止めされる多くの人々、幼児を抱く女性、泣く子供たちの映像を見ながら、本当につらく思います。

私たちが行えることはないのでしょうかね?

私たちには天災と同じような事しかできないのでしょうかね?

広大な国土を持った中国やロシアは積極的に何か支援すべきではないでしょうか?
アジアの平和を乱すような海洋建設・進出を行っている中国も、もっと人道的な行動をとるべきではないでしょうか?

このようなことをいくら言っても、難民問題の原因はシリア国の内乱にあるわけですから、この問題を解決しない事には難民は増え続けるだけです。

その上、USAとロシアでその内政原因のとらえ方が違う点で、他国が容易に口を出せない問題がありますよね。

今、ヨーロッパはまさにウクライナ問題、ギリシャ救済問題、シリア難民問題と、大きな問題を抱え悩んでいます。

また、中国の軍事増大による秩序の不安定化、中国のバブル崩壊による世界経済への低迷、先進国の高齢化、地球の温暖化、世界各地で起こる天災などと、世界は数多くの不安に渦巻いております。

早く一つでも安定してほしいと願います。

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