国際線の飛行機に乗っていつも思うことがあります。
それは席のポケットに入っている機内情報誌です。
多くの場合は航空会社の月刊誌とSky shop誌、そして機内のエンターテイメント誌、この中で一番厚い雑誌はSky shop誌です。
でも、その内容はというとウイスキー・化粧品・香水・アクセサリー・時計・食品そしてスマホのアクセサリー関係です。
ほとんどが免税でお得となるといった品で、空港で買うのを忘れた人を対象にしているのかと思わせるようなものばかりです。
では、「それをどのくらいの乗客が買っている人がいるのか?」というと、ゼロとは言いませんが、実に少ないですよね。
どの航空会社においてもそうです。
皆さんもそう感じませんか?
つまり、私はこんな状態なら販売をやめればよいと思うのです。
「やめる」というよりは、中途半端なサービスでやるのであればしっかりとお客さんに役立つ内容の物を掲載して喜ばれるように改善し、航空会社はしっかりと儲ければよいと思うのです。
それでなくてもLCCがどんどん進出してきてお客さんを奪われているのですから、少しでも稼げるサービスをもっとしっかりと考えるべきだと言いたいのです。
今のSky shopは50年前と機内で売っている品がほとんど同じです。
私にはこの販売センスを理解できません。
空港の免税品店でもアルコールやたばこ店にはそれほど人が入っていません。
つまり、あまり買う人がいないのですから、そんな内容の品を機内誌に載せて何になるのでしょうか?
全く意味がないのではありませんか?
香水だってそうです。
香水を買う人は自分が日頃使っている愛用品は空港の免税品店で既に購入済みですから、機内でほとんど買うことはないでしょう。
また、お土産品も同じ。
やはり購入済でしょう。
ですから、買うとしたら興味のある香水ぐらいでしょう。
でも、こういった品を買うとしたら当然ですが香りを確認してからです。
狭い機内であれやこれやと香りを確かめることをしたら、たとえ素敵な香りだとしても機内が色々な香りで充満してしまうでしょうから、乗客にとっては迷惑ですよね。
ですから香水など掲載しても無駄だと思うのです。
時計もアクセサリーも触れたりつけてみないとわかりません。
もし、掲載するのであれば到着地でWifiを安く行うためのサービスの提供や、新しい映画や音楽のダウンロードサービス、レストラン・Spa・エステ・タクシー券などのクーポンサービスなどと、せっかく席の前にVIDEO画面とUSBポートがついているのですから、それをうまく利用すべきだと思うのですがね。