ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

眠れぬパラオの夜(第2弾)

2014.04.04

パラオ到着の翌日、朝から早速ダイビングに出かけました。

用意もすべて整い、後はしっかりと寝ることだけです。

今回は友人(K君)と二人で来ましたが、こちらに来る2日前に彼と打ち合わせをした際、ゴホゴホと咳をしていたので「この場になって風邪をひいてはだめじゃないか。行くまでに日にちもないから市販の風邪薬などで治すのではなく、今から医者に行って注射でもしてもらい早く治しなよ。もし、できることなら今日は会社を休んで家で寝て、少しでも風邪を治さないとせっかくの旅行が台無しになってしまうよ」と強く注意を促しました。

何故なら、ダイビングでは海中で耳に圧がかかるので「耳抜き」といった海に潜って耳が痛くなるのを防ぐ対応をするのですが、鼻水がたらたらと流れ落ちたり、鼻が詰まっているといった状態ではこれが難しくなり、潜れなくなる可能性がでてきます。

また海中はもちろんのこと、海風の当たる船上で体が冷えて、さらに風邪がもっとひどくなる可能性が高まります。

そして体力が弱っている時にやると、もっと体力が衰弱してしまい、ダイビングが危険となります。

さらに今回の旅行で、私は(K君)と同部屋であり、食事も移動もすべて一緒の行動ですので、私に風邪が移る可能性があります。

私は風邪をすぐに移されやすい体質ということもあって、そうなっては私のダイビングまでも台無しとなってしまいます。

ですから、彼にはできる限り二日の間で出来る治療をして、体調を回復し安全なダイビングを行ってもらう必要があったのです。

幸いにして、K君は咳もだいぶおさまり、鼻汁が少し出るといった状態にまで回復しパラオに無事行けることができました。

よかったです。

さて話はもとに戻り、夜中の12時になりましたので消灯してベットに入りました。

しばらくすると隣のK君から大きな音が聞こえだします。

そうです「いびき」です。

K君とはよく旅行に行くので多少のいびきには慣れていたのですが、今回は違います。

けたたましいいびきです。

普段、静かな部屋で寝ている私にとってはこの音の中ではとても眠れたものではありません。

毛布に潜って音を防ごうにも、この暑さではたまりません。

うーむ、どうしたものやら・・・。

ベッドの上で一人黒い天井を見ながら、この原因は彼が風邪のためで鼻がつまり、ここまですごいいびきとなっていることはすぐにわかりました。

しかし、これを解決するには、K君を起こして鼻をかませ、鼻の通りをよくするしか方法はありません。

しかし、彼は風邪で体が疲れているのでしょうから、たっぷりと休ませたほうがいいと思いそっとしておきました。

このため今回のパラオで、私は三日間ほとんど熟睡することができず、大変つらい目を味わうことになったわけです。

この経験を通じて学んだことがあります。

今回はK君が病気でしたが、もしかしたら私が風邪になっていたかもしれません。

そういうことを考えると友達と旅行する際は、特に体を壊さないように充分注意する必要があります。

万一、体調を壊した場合は相手に迷惑をかけてしまうことになります。

特に風邪などは相手に移りますから、一人部屋にするよう心がけるべきですね。

しかし、「風邪が移る」というのは本人は気が付くものの、まさかいびきでと迷惑をかけるということまでは気が付かないものです。

ですから、しっかりと注意を配る必要があるという点でした。

K君は帰国後もこのことを知りませんが、私にとっては非常につらい夜でありました。

でも、病気の人には何も文句は言えませんからね・・・。

しかしK君とは3月の美しいパラオの海で楽しいダイビングが出来たことで、いい思い出が出来ました。

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