東北大震災での大きな被害の原因が、津波である事は皆さんご存知のとおりです。
この惨事を基に、「もし、東京に同じような大地震が起きたらどうなか?」と被害におけるシュミレーションがなされていました。
港区、江東区、品川区、墨田区、荒川区はほとんど全滅(浸水)とのことでした。
これを聞き、これほどまでに海水が押し寄せてくるかと思うと、全く想像ができない津波の恐ろしさと共に、「そこまで、私の住んでいる港区は低い土地だったのか?」と思いました。
普段、自宅のマンションから見える周りの景色では、大きなビルやマンションが建ち並んでいるので海は見えません。
夜には、街のネオンや高速道路でヘッドライトを照らして遅くまで走る絶え間ない車の流れを見ていると、どうもこういった大被害が起こることがピンときません。
そこで、自分の住んでいる場所の土地の高さ(海抜)は、どれほどなのだろうかと調べてみましたら3.9メートルでした。
「エッ!たったこれだけしかないの。」と驚きました。
つまり2メートルの2倍。
これだけしか海面より高くないのです。
自宅は山手線の内側ですから15メートルはあると思ったのですが、全く見当ちがいでした。
山手線内側でもこれだけしかないのですから、外側はきっと2メートルもないのかもしれませんね。
つまりは身長ほどの高さということです。
海面からほんの少しだけ岸を上がったという程度ですね。
東京の平地というのは意外に低いことがわかりました。
やはり災害における日頃の対策は非常に大事ということです。
区が防災非難地区の地図を配布し、「よくお読みください。」と言っていたことがよくわかりました。
こんなことなら表紙に「実は港区は土地が低いのです!」といったキャッチでも記載しておいてくれたならば、もっとしっかりと見ていたのに・・・。
皆さんも一度、自分のお住まいの場所の海抜を調べてみてはいかがでしょうか?
意外に低いと思いますよ。