今週は衆議院選挙にかかわる政党および候補者の政見放送が毎朝TVで放送されています。
私も朝食をしながらこれを聞いています。
内容を聞いていますと自民党は安倍首相が衆院選の争点とする経済政策「アベノミクス」をこのまま推し進めなければ国民生活は良くならないと主張し、これに対して野党は「アベノミクスは大企業や金持ちを救う政策であって、日本の経済を支える中小企業や一般市民の生活を十分に考えてはいない。」と述べています。
そこで世間の様子をみるとアベノミクスへの評価は「評価しない」が51%で「評価する」の33%を上回ったとのことでした。
こういった内閣に対する不信感があるにも関わらず、自民党が300議席を確保するだろうといわれるほどまでに民主党が大きく低迷しているのは、なんとも情けなく感じます。
これはやはり、民主党政権において日本経済が低迷し続けたために国民は失望し、当時のことを思い出すと今ほど豊かさを感じられなかったということからなのでしょう。
民主党の代議士にもすばらしい頭脳を持っている方が多かったにもかかわらず、なぜ彼らがうまく日本経済を立て直すことができなかったのでしょうか?
当時、民主党政権の行ったことは日本の財政を健全化させるために無駄な支出をなくすことに専念しました。
特に官僚が天下りしているような特殊法人や外郭団体などに調査のメスを行い、その予算や存在の必要性について追求しました。
今までにこういったことがほとんど行われたことがなかったために、国民は民主党のこの行動に対し新風を感じていました。
私も同様でした。
さらに、官僚の言うままに振り回されている行政を止めるべく、官僚に戦いを挑む行動も多く取りました。
「こういった行動を行う党こそが民主党だ!今までの自民党政権とは違うんだぞ!」といった国民へのアピールがありました。
これらを含め党の活動・実行力はよく理解できるものでしたが、やはり長年日本の行政に強い権限をもって、行ってきた官僚体制を一気に切り崩し、霞ヶ関を敵に回すことはよくなかったと思います。
やや、あせりすぎた感があったと思います。
もし、官僚(霞ヶ関の組織を)をうまくコントロール出来てさえいれば、きっと民主党は今のような落ち込んだ状態にはならなかったと思います。
だからこそ、行政がうまく機能しなくて経済不況が長引いたのでしょう。
そのため国民は当時の民主党政権時代を考えると、今のような状態では政権を再び任すような気持ちには決してしなれないのでしょうし、民主党も本音では自分らが政権を握るほどの力はないと感じているがためでしょうか、「政権を絶対に手にするぞ!」といたような第一党を目指すような強いスローガンが出ていないのだと思います。
今彼らが述べている内容は自分らの政策は自民党政策の非難ばかりです。
これでは自民党の爆走を抑えるための党といった程度にしか私には存在感を感じません。
本当にこれでいいのでしょうか?
もっともっと日本を良くする、未来に希望を与える政策を発信すべきなのではないでしょうか?
やはり、民主党が今すべきことは、まず今までの自分らが政権をとった時代の時のことをよく考え、なぜうまくいかなかったかを反省し、この原因と解決策を国民に陳謝するとともにしっかり説明し、「もう一度,我々に政権を任せてくれ!」といったような基本に戻った行動だとおもいます。
こうしない限り強い党になれないであろうし、国民から理解や支持を得ることはできないでしょう。
また、今回の選挙では野党の数が多くなり過ぎて、私にはよくこれらの党が何をしてくれるのかがわかりません。
どの党が日本に明るい未来を作り出してくれるのかが国民にとって非常にわかりづらいのではないかと思います。
実際、国を動かすには同じ気持ちの仲間がいなければ動きません。
仲間が集まった集団が「党」ということになるのですが、その基本はやはり人格・能力・情熱・実行力を持った「人材」です。
これがなんと言っても重要です。
ですから、私は「党」よりもやはり「人」に望みをかけ投票を行うつもりです。
今、私は地方に来ております。
そして、ここには私が心から応援したい候補者がいます。
毎日、私のできる限りの気持ちを入れて精一杯応援しています。
声が出なくなってもいいというくらい街中の人に彼への支援をお願いし、声援しています。
なんとしても、この素晴らしい人を落選させてはいけない。
そんなことになったら地元の恥であり大きな損になると思っています。
そういった候補者を応援できることはとても幸せなことだとつくづく思いながら今日も自転車にのぼりを立てて、候補者と走ります。
残すところ投票まで2日です。
明日の土曜日の最後の最後の時間までがんばって応援したいと思います、投票日の夜には結果でます。
ドキドキしますが、精一杯頑張り後は天に任せるのみです。
日曜日の朝一番の飛行機で東京に戻ります。