先日の成人式の日、関東は15年ぶりに大雪に見舞われました。
三日間の連休という事もあって、多くの方が遠出をなさったかと思いますが、この大雪で電車・飛行機・高速道路の閉鎖と、交通手段は軒並みストップし、普通タイヤをつけて出かけた方は、自宅に戻ってくるのにさぞかし大変だったことでしょう。
こんこんと降る雪の眺めは美しく白く染まった町もきれいですが、一方では多くの迷惑や被害をもたらす事も事実で、怪我や事故も多かったようです。
さて、雪を見ると皆さんも色々な思い出があると思うのですが、私にもあります。
一番初めに思い出すのは、なんと3歳ごろの思い出です。
そのころは富士山のふもと、御殿場市の小さな家に住んでいました。
部屋の窓のしきりに手をあてて外を見ると、赤い服を着た人(多分、女性の方でしょう)が、自分の方にむかってカカシのように手を横に広げて滑ってきました。
窓の外がゲレンデだったとは思いませんが(多分裏は丘だったのかも知れません)。
白い雪の中を赤い服の人がサーッと滑って行く姿が、とてもキレイで今でも鮮明に覚えています。
わずか3歳の頃だったと思いますが、その美しさにすごく圧倒されたのでしょう。
衝撃的な感動の記憶というのはいつまでたっても忘れないものなのですね。
もう一つは小学生になって暮らした青森県での思い出です。
ここには3年間住んでいましたので多くの思い出があります。
小学校の前の海には、毎年白鳥がやってきました。
その白鳥に出がらしのお茶の葉を家から持ってきてあげたことや、雪がたくさん降って玄関が凍り、ドアが開かなくなって学校に遅れたこと(ドアのしきいに母がお湯をかけて玄関レールに固まった氷を溶かすのですが、ドアが開いた後も外は大雪のために今度は私道が雪で埋まっているのです。このため、続いて母は雪かきを一生懸命に行っていましたね)
他にも寒さが厳しくなり水道管が破裂したこと。
スキー大会への出場では、男の子は黒や紺色のスキーを使っていたにもかかわらず、私は赤いスキーを買ってもらったこと。
スキーを履いて学校から家まで帰ったこと。
春になると雪の中からフキノトウが出てきて、これがどういうわけかとてもうれしかったこと。
思い出すと次から次へと出てきます。
東京から雪の多い青森に引っ越したためかも知れませんが、小さな時でも楽しかった思い出は忘れないものですね。
皆さんはどうでしょうか?