いやいや毎回、出張から帰ってくると海水魚の水槽のガラスにはコケがびっしりとついています。
水槽が置かれている部屋の温度は常に25度。
湿度もほぼ一定。
更に水槽の海水の温度は23.8度と低い目に設定しているのに、それにもかかわらずたくさんのコケがついています。
熱帯魚においてはこんなに低温度にしているのにこんなにつくのでしょうか?
ライトで照らす時間も一日当たり8時間だけなのに・・・
水族館はコケ対策をどうしているのかな?
そう思いながら、水槽の中をのぞいたり、横から見たり、ガラスを素手でなでてみたりしながら、コケがしっかり取れたかどうか確かめながら、寝る時間をさいて掃除をしています。
しかし、これが案外時間がかかります。
しかし、ダイビングしていると海の中はとてもキレイでガラスにつくようなコケは生えてないです。
どうしてなのでしょうか?
それほど自然は浄化作用が強いのかな?などと思いながら、海の中できれいな熱帯魚を見ながらその美しさに癒されています。
そして、ある時ふと気がつきました。
水槽の場合、コケは海水をせき止めているガラスについているのであって、水槽の中央にはコケはつくことができません。
つまり、私が潜っているところは水槽で言えば水槽の中央ということからなのでしょうか?
でも、自然において水槽のガラスに当たる部分は、海岸線です。
そこにもコケなどさほどありませんよね。
これはどうしてなのでしょうか?
海岸線にいる微生物やゴカイなどの虫が並べてしまっているでしょか?
更に考えを進めてみるともう一つ水槽と違う点がありました。
ガラスの場合は、水面からとガラスの外側からと両面から光が当たりますが、海岸線は水面からだけです。
その差がここまでコケの発生の差をだすのでしょうか?
そうなると、水槽の面や外側を黒い幕で覆っておけばコケは生えないのでしょうか?
でも。当たり前のことですがそうすると水槽の中が見えなくなりますからダメです。
キレイなものを見るには、大変な掃除をしなければいけないようです。
自然の力はすごいですね。