ここ半年の株価は目覚ましい上昇を続けています。
今や黒田日銀総裁への政策非難の声もありません。
一昨日も5年半ぶりとかで高値を更新。
こうした株価の上昇は、個人投資家の「もっと上がるだろう」との強気買いに支えられているのことが大きいのでしょう。
また為替も103円半ばまで一挙に値下がりしました。
ついこの間、大きな山場である100円を超えたと思っていたら、あっという間に105円を目指す展開となっています。
これにはびっくりです。
しかし、こうした経済状況の中、いまだ実生活が楽になったとは感じられてきてはいません。
個人資産をみれば、増えているといった心理的な経済効果だけの豊かさのように感じています。
リーマンショック以降の冷え切っていた気持ちや、株式資産が回復したことで気持ちが楽になり、少し消費が増してきているのでしょう。
多くのサラリーマンにとって「給与が上がり景気が良くなったなー。」と感じるまでには、少なくともまだ半年はかかるでしょう。
是非ともこの勢いが失速することなく、このように早く実質経済も上がってくれればと、強く願っています。
また、こうした環境下で特に思うのは、今の若者達は日本の高度成長時代を経験していませんし、またバブルに沸いたあの華やかな時代も知りません。
彼らはそういった時代があったことを、単に親や先輩たちの懐かしい話の中に聞くだけです。
ですから、そういった経験を是非とも味あわせてあげたいと思います。
もし、彼らがこれらを体験すれば、きっと日本はもっと元気になるのではないでしょうか。(かつて日本を沸かせた「所得倍増計画」。こういったスローガンを政府が打ち上げ、ガンガンと政策をうちたてていってくれればいいのですがね)