先週の土曜日の朝はホテルのレストランで朝食をとりました。
自宅でなく外で食事をすることで、休日気分に気持ちを変えるためです。
そのホテルの朝食はバイキング形式でしたが、コーヒーと紅茶はボーイへオーダーするようになっていました。
そこで、ボーイを見ながら気がついたことがあります。
そのレストランにはウエイターとウエイトレス合わせて5人ほどと、彼らのチーフと思われる人が黒服を着てサービスを行っていましたが、「やはり黒服の方は他の者とは違うものだなー」と感心しました。
何が違うかというと、お客さんの心を良くとらえているということです。
たとえばお客さんと目が合うと、ニコッと微笑んでいます。
そして、肘を90度に曲げ、そこに白いナプキンをかけ、お客様のそのテーブルへ足早に近寄っていきます。
そして注文を聞いています。
他の者たちはお客さんと目があっても、いつものような足取りで向かっていくだけです。
お客さんにしてみれば、チーフのように急いで来てくれたことはうれしいですよね。
まさにこの足早の行動は「お客様、お待たせしました」と言わんばかりです。
そして、注文を受けた品をすぐにお持ちして,ゆっくりと静かにテーブルにおいています。
これもまさに「お客様、ゆっくりお食事をお楽しみください」と言わんばかりです。
他にも、すでに空いたお皿はないかと周りを見渡し、空いたお皿を見つけると、またすぐに足早にテーブルに行って引き下げています。
この足早の行動が決してせわしさを与えるものでもなく、その状況にあった適度な足速の行動なのです。
ちょっとした行動である微笑みや足速行動が朝からお客様をいい気持ちにさせてくれます。
さすが黒服と思いました。
そして、ちょっとしたことで人を喜ばせる事が出来るのだなと思いました。