毎日暑い日が続いています。
先週、上海と多く連絡を取ることがあったのですが、彼らから「今42度だよ。もうこんなに暑くては外には出たくないね。
仕事が終わったらすぐにプールにいくよ。」と、その暑さを話してくれました。
その時私はバンコクや日本にいたのですが、一番涼しかった所はバンコクです。
今年のバンコクは、いつもよりやや気温が低いような気がします。
気温は34度程です。
ほぼ毎日スコール(大雨)が1時間ほど降るため、少し暑さが和らぎますから、さほど暑く感じませんでした。
さらに、夜7時ともなればとてもしのぎやすい気温です。
少し風でも吹いていれば最高の散歩環境です。
一方、日本はうだるような暑さでしたね。
こういった暑さでは、まだ最高気温に達しない午前中でさえ汗びっしょりになってしまうので、外には出たくありません。
でも、買いものなどでこういった時間に外出してみると、人数こそ少ないですがジョギングをしている方がいます。
朝の天気予報などでは「今日も暑くなりますから熱中症にはお気をつけ下さい」と注意を呼びかけているにもかかわらず、一生懸命走っている無謀な行動をする人の考えが私には理解できません。
こういった人たちは健康の事を考えて走っているのでしょうか?それとも、健康を壊しても走ることが楽しいから、自分への義務として走っているのでしょうか?
「熱中症には自分は決してならない」と信じて(あるいは熱中症を軽視しているのか?)いるのでしょうかね。
もしかすると暑い時に走った方がもっと汗が出るから健康にいいとか、もっとやせることができると思って走っているのでしょうかね?
どう見ても、私にはこういった人たちが健康人間には見えませんし、熱中症の事をよく知らない無謀な行動をする人たちだと思うのです。
多分熱中症と日射病を間違っているのではなのかな?と思います。
ご存じのように日射病は温度が高い状況であればおこる熱射病の一つです。
日の下で激しい運動などをすると体温が上り、脳の温度も上昇して、中枢神経機能が異常を起こし、頭痛、吐き気、めまいなどに続きる症状です。
このため頭がボーッとして反応が鈍くなったりすることでよく知られていますよね。
熱中症にはこの日差しという原因がなくても、体が熱くなることでおきる熱疲労や失神、けいれんがおこり、なぜこれが起きるのかといった原因がよくわかっていないから走るのでしょうね。
その時、体の中ではどういったことが起きているのか全く知らないのでしょうね。
これでは困ります。
もし、倒れたりしたら迷惑がかかるのは家族ですし、ほかの人達です。
そういったことをもっとよく考えて、運動したいのなら走るのでなく、もっと違った運動で体を鍛えることもできますから、そちらを行っていただきたいものです。
チームでやるような運動でないジョキングなどは、自分だけでメニューをコンロールでできるのですから。