子供が「家の近くにおいしいハンバーグの店があるのを知ってる?」というので、「じゃぁ、食べに行ってみよう」ということで一緒に行ってきました。
店は、家から6−7分の大通りから一本入った住宅街のマンションの1階のはじにあり、入り口は、打ちっぱなしコンクリートの壁に普通のドアが1枚ついただけで中も見えなく、外には小さなメニュー版があるといっただけで、なかなか入りにくいです。
「こんな感じの店で本当においしい食事ができるのかな?」というイメージをもたらせます。
実は散歩をした時に、ここにレストランがあるのは知っていたのですが、値段もすこし高かったですし、メニューも少なく入り口も先ほど述べたような感じでしたから、レストランというよりも喫茶店で食事を出す程度の店と思っていましたので、あえて入ってみるといった気がおきなかったのです。
まぁ、今回は子供が「いいとこ教えてあげるよ」といってくれたこともあり、入るチャンスを得ました。
店内は14畳ほどで、そこに喫茶店にあるような小さな角テーブルが10台ほど置かれていましたので、ややせせこましいといった感じでした。
訪れたのが土曜日の昼といったこともあり、近所の方々が6人ほど入っておられました。
この狭いスペースに6人ですから、案外入っている感じをうけましたね。
もちろん注文したのは洋風ソースのかかった1050円のハンバーグです。
和風ソースのメニューもありましたが、やはり味見をするなら洋風がいいと思い注文しました。
10分程して出てきたハンバーグは意外に大きく、男の手の甲程の大きさで、厚味もありました。
要の味は、家庭的な味で私にはそれほど印象に残る味ではありませんでした。
私はどちらかというと、こってりしたソースのかかったハンバーグが好きですので、やや物足りなさを感じましたね。
しかし、ここで思ったのです。
人気のあるハンバーグには2つの要因があるのかもしれない。
一つは味、もう一つは大きさや値段です。
味にも二種類あります。
プロが出すような味と、いつ食べてもあきが来ないような家庭的な味。
多分この店は後者の味でせめているのでしょう。
周りの住民に肩を張らないで気楽に来てもらえるような店、そして夫婦二人でまかなえきれる店、誰もが好きな料理、飽きない味というか懐かしい味を追い求めているのでしょうか。
グルメ番組を見ると、とかく贅沢な味というかプロの味や味付けテクニックを紹介しているものが多いですが、こういった家庭の味をひたすらおいもとめるものがあってもいいなと思いました。