先週は香港でした。
仕事の間の雑談の中で、給与に対しての貯金率の事が話題になりました。
私が話した女性は大手銀行員の30歳の女性で子供は一人、生後1年だそうです。
現在は60平米ほどの小さなアパートを借り、母親に来てもらって子供の世話をしてもらい、夫婦共働きだそうですが、貯金は30%ほど行っているとのことでした。
一方、上海の友人は中国の商社マン。
年齢は32歳で子供は6ヶ月。
やはりアパートを借りて住んでいますが、子供は田舎の母親に預け、上海で妻と共働きをしています。
後3ヶ月したら子供を田舎から連れて来ると言っていましたが、貯金は夫婦あわせて50%行っているそうです。
50%と聞いて私はびっくりしましたが、上海では当たり前のようです。
「よくそれだけできるなぁ・・」といった感じです。
一方、日本人はどうでしょうか?
データによると独身であれば33%、結婚初期であれば25%、そして子供が大きくなってくると15%から10%ほどのようです。
しかし、やはり子供が大きくなると給与からの貯金率は、さほど変わらないか、給与が伸びない分少なくなっていくようです。
そのため子供が私立大学などに通うとなると、今までの貯蓄を崩して教育費用をまかなっているようです。(確かに、預金はそういったために行っているのですから、それでいいのですが・・・)
韓国はどうかというと、深くは聞いていないのですが、やはり子供が学校に行きだすと塾代がものすごくかかるそうです。
給与の半分を塾代を含めた教育費に当てるといった家も少なくないということです。
どう見てもこれは行きすぎですよね。
このため銀行では色々な条件の教育ローンを準備していますし、親はもちろん親戚などからお金を借りて塾に通わしている方がほとんどとも聞きました。
学歴社会の韓国では子供も勉強で大変ですが、親も大変です。
ましてや、子供が2人、3人といたらどうするのでしょうか。
親にとっては、何のための人生かとも考えさせられてしまいますね。
しかし、どこの国も独身者が一番貯金できるようです。
つまり扶養家族が増えれば貯金はできなくなるという実態がわかります。
そういうことならば、早く社会に出て力をつけ稼いだほうが、家族の負担も少なくなりますし、給与のUPも望めるでしょうから、良いように思えてきますがいかがでしょか?