ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

楽天とTBSの戦いについて

2005.11.19

昨日「楽天、TBS株20%以上の取得を目指す。」といった記事が出ていましたね。

一方、評論家の意見として「楽天はTBS株取得に関し多額の借金をしているためにその金利支払い負担を考えるとTBSの方が有利ではないか。」といった意見もありますね。

これに対し私の意見をすこし述べてみたいと思います。

 まず後者の金利負担に関する影響は楽天にとってさほど大きくないのではなかろうかと想像しています。それは、たぶん銀行が今後インターネット事業の方がTV事業よりも事業メリットが高いと予想し、その期待から楽天へ付貸金利をかなり優遇して融資していると私は考えています。(その金利は一般の私たち受ける借り入れ金利の5分の1から7分の1ほどではなかろうか勝手に思っています。)

そのため支払金利はきわめて少ないためにTBSの時間戦に持ち込みたいといった手法はさほど楽天にはダメージを与えるものではないと思います。

そこで、楽天はTBSとの話が思ったように進まないとなると、今回のように強攻策に出てくるでしょう。一般的な見方をすると、買収先の資産などを担保に資金を借り入れ、その資金で企業買収する方法であるLBO(レバレッジドアウト)を行う可能性が高いのではないでしょいうか? TBSグループの資産とその利益を鑑みれば銀行を納得させるにはさほど難しくないのではないでしょう。

多分、銀行はこの点とTBS株の株の動きをしっかり見て金を貸しているのではないでしょうか。

今後の戦いが面白いですね。

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