先月訪れた香港といいバンコクといい、最近はワインを出すレストランが増えています。
また、街中にもワインバーやイタリアンレストランバー・スペイン居酒屋がどんどん増えています。
この理由としては、多分ワインにはポリフェノールが含まれているため、これが他のアルコール品に比べて体にいいということからなのでしょうか・・・・。
一方、韓国においてもここ数年、ワイン販売店が増えだしました。
だからといって洋食店がすごく増えたようには思いませんので、健康によいアルコールと言ったことと経済成長にともなう生活の豊かさもそれを後押ししているのかも知れません。
飛行機の機内誌のショッピングコーナーでも多くのワインが紹介されていますし、スーパーにもかなり置かれています。
しかし、まだ、一般料理店ではほとんど置かれていません。
日本であれば日本料理やほとんどの一般居酒屋ではワインが準備されています。
しかし、韓国では、こういったことはありません。
ワイン好きの方にとっても残念ですが、そこでの飲み物はビール・マッコリ・焼酎が中心となります
では、「なぜ、あれほどワイン店があるのにワインが置かれていないのか?」
私が思うには、理由としての一つはやはり値段が高いからでしょう。
ワインを飲む場合、普通の店では相場は一本が5万ウォンほどですから日本円で3800円ほどでします。
でも、焼酎などは300円ほどで飲めるわけですから、これと比べると10倍の価格差があり、やはり気軽に飲むといった価格ではありません。
そして、この値段以外にも、もっと大きな理由があると私は思っています。
それは「ワインは韓国料理にあわない」です。
韓国料理に欠かすことのできない唐辛子料理はワインと全く合わないからだと私は思っています。
これではワインを飲むところが限られてしまいます。
韓国においても今後ワインブームは続くでしょうが、とうがらし料理がメインである限り一般家庭でも多く飲まれる、あるいは一般料理屋・居酒屋でもポヒュラーな飲み物となることはないといった点から、ワインの広まりは日本よりはるかに遅いと思っていますが、さてこの予想は当たるかな?・・・・・・