最近,色々なところで大豆を使った商品をよく見かけますね。そこには「イソフラボン配合」などと記載されているのに気づかれている思いますが、今回はこれについてお話しましょう。
皆さんも知ってのように体を健康に保つあたり5大栄養素がありますね。タンパク質・脂肪・炭水化物・ビタミン・ミネラルです。今まではこれらをバランスよくとればよいと言われていましたが、最近ではこれらだけでなく健康を保つためには植物繊維を多くとることにより便秘の解消や生活習慣病を防ぐことができることから、植物繊維が第6の栄養素ともいわれるようになりました。
さらには最近では植物の中にこれらとは違って体で重要なはたらきをする成分があることがわかり、これらを第7の栄養素「ファイトケミカルと」という言葉が生まれました。
ファイトケミカルの主なはたらきは老化防止や動脈硬化の防止。つまり、日々、体内で作り出される活性酸素により細胞にダメージを与えられるのを防ぐという抗酸化作用があります。この成分として皆さんの中には耳にしたことのあるようなものがあるでしょう。カルチノイド・ポリフェノール・フラボノイド・硫黄化合物などといったものです。
でも、ファイトケミカルが不足したからといってすぐに体に影響が出るといったものではありません。あくまでも健康を保つための大事な成分の一つと考えてください。ですからいつでも「野菜をたくさん食べなさい。」など言われるわけですね。つまり、この言葉にはビタミンや繊維質の摂取以外に、このファイトケミカルの摂取も含んでいたわけです。目標量としては野菜350g以上、果物200gといわれています。かなりの量で大変ですけども・・・。
そして、そのファイトケミカルの中に特徴のある働きをする物質があります。その一つがこのフラボノイドの一種である「イソフラボン」です。女性ホルモン的な働きがあり、美肌作りや更年期障害対策、骨粗鬆症対策、コルステロールの低減などによいとされ、これをとることによって若さ・女性美が保たれるというわけです。女性にとって大事な食ともいえるかもしれませんね。
このことから、大豆製品を日々摂取する日本女性は欧米人よりも肌が美しく、肥満や心臓病が少ないのではなかろうかとされています。