今月は大きな会社が世間を騒がしていますね。AIJしかり東京電力といい、その経営人の人間性の悪いことこの上なく思います。
AIJなどは中小企業の年金として預かった資金を1000億以上損失しているにもかかわらず、社長は平然してまるで権利のように7000万円以上の年収を取っていたことが報道されています。
これはまさに詐欺ですね。
詐欺以外の何物でもないと私は思っています。
こういった人が組織のトップに陣取り、監査資料まで偽造させるのですから言葉にもなりません。
オリンパスにおいても前社長を始め経営陣がすき放題のことをやり、この悪業を表に出さないよう画策しています。
これほどまでに欲が深い人間が、社内では偉そうに権限を持って大きな声を上げています。
とても信じられませんね。
そう思っていたら、今度は東京電力。
予告なしの急な電気料金の値上げ連絡は、経済界よりものすごい反発を招きました。
これに対し会社側は『みなさんに安定した電気を供給する為には仕方がないのです』と説明。
でも、これって全く納得いきません。
「安定した電気」とは何を意味しているのか社長に質問したいですね。
安定とは「理解が得られる価格、言葉を変えれば消費者が納得いくような安価で、供給量の乱れがなく安全に電力を届けること。」と、私は思っていますが、この社長の言葉にはどこにもそういったニュアンスが感じられませんでした。
更には「この値上げが納得いただけない方には契約の見直しをおこなう」と。
これは、つまり電気を供給しないということですよね。
こういった傲慢さは、まさに独占企業体質から起きてくるのでしょう。
人間こうはなりたくないものです。
こうしてみるとAIJ・オリンパス・東京電力の経営陣はだれを見てもわかってないことがわかります。
彼らは決して偉いのではないのです。
彼らが存在する意味があるのは、唯一、「彼らを使ってくださる消費者がいるからだ。」ということです。
私はこういった傲慢人間は、やはり苦労をしてこなかったのだと思っています。
上に立つ人間には、もっともっと社会倫理とか教え人間性を重要視すべきだということなのでしょう。
もう一度、言っておきたいです。
「我々は他の人に生かされているのだ」と・・・・・。