現在の時間は4月5日、バンコク時間で3時40分です。
昨夜は仕事疲れのため11時と早めに寝ましたが、ふと目ざめて時計を見ると3時10分を指していました。
「どうしたのかな。まだこんなに早いのに・・・・」と思いながら10分ほどベッドの中でうだうだとしていたのですが、はっと気がついたことがありました。
私事で申し訳ないのですが、一年前の今日この時間、朝4時頃に父が他界いたしました。
思い起こせば、昨年の今日より1週間ほど前から、医師に父の病態の山場が来ることを聞かされ、家族が毎日徹夜で付き添っておりました。
父の病気は血液の病気で、赤血球の数が一般人の20%ほどしかなく、そのためどんどん体が衰弱していく病気でした。
この時期においては末期の状態となり、治療法といえばもはや輸血しかない状態でした。
普通であれば、ここまでにいたらずとも思考力も衰えるのですが、幸運にもその点はしっかりしており、医師も何故これほどまで頭も働き元気でいたのか、全く不思議といった状態で、生きているのは強靭な精神力しか考えられないと言われていました。
ですから、家族もこの時点においては、もはや付き添ってあげることしかできないといった状況でした。
そして2011年4月4日24時、この日も家族や孫が全員集まり付き添っていたのですが、呼吸も血圧も安定しているということで、母のみを残して一端家に戻り、また明日の朝に来院することにして病室を出ました。
私が家に着いた時間が4月5日の1時頃でした。
そして帰宅の4時間後、父は他界したわけですが、その時間はなんと本日、私が目ざめた時間なのです。
偶然の事なのでしょうが不思議なことがあるものです。
早速ベッドより抜け出し日本の方を向かい、亡き父への冥福をささげ、今日の一日が始まりました。