この度のフランス大統領選では社会党のオランド氏がサルコジ前大統領を破って新たな大統領となりました。
1954年生まれの57歳。
大統領として、とてもよい年齢ですし多くの役職を経験し非常に頭のよいお方のようです
まあ、サルコジ前大統領を破った理由は「成長戦略をとり、経済が成長すればサルコジ前大統領のとったような緊縮策などは行わなくてもいいのではないか」といった、きわめて楽観的な成長戦略をアピールしたわけで、経済状況の暗いフランス国民の鬱憤たまった気持に受けたのでしょうか。
でも、私は「はたしてそんなにうまくいくのかな?」といった感じがしています。
行なおうとしている政策では、早期にフランス国民が経済成長を実感できるようになるとはなかなか思えないのですが・・・。
外の国のことですからあまり気にすることもないのでしょうが。
それよりも野田首相が一生懸命頑張ろうとしている、改革法案への見通しが現段階、全く見込みがたっていない我国の状態のほうがはるかに心配です。
私には、野田政権は紙で作った船が荒海に出て行っているようで、心配で仕方がありません。
こういった日本不安や、進まぬ状態を見て国債の売りが、もしもどっと起きたら、この日本経済はどうなるのでしょうか。
今の状態ですと、その可能性を否定できないところが、実に恐ろしいです。
さて、話は元に戻り19日にはG8首脳会議が行われました。
フランスからは新大統領のオランド氏が出席なされました。
こういった大会議において会談内容以外に話題になるのがファーストレディーの方々です。
オランド氏はご存知のように事実婚のバレリーさんをパートーナーとして同伴なされました。
これってすごいですよね。
日本ではこの振る舞いは非難を浴びるかも知れません。
でも、フランス人の考えは「政治家としての仕事をしっかりやってくれれば、我々にとって彼のプライベート問題などは関係ないね。」といった事なのでしょう。
そうでなければ、大統領に選ばれるはずがありません。
また、オランド氏もそう思っていることでしょう。(任務とプライベートは切り離して考えるべきだと)
それにしても、オランド大統領はこのバレリーさんの前にも前々回の大統領選でサルコジ大統領と戦って敗れた元家庭・児童担当相セゴレーヌ・ロワイヤルさんとも事実婚を認めていました。(その後は破局し、これを描いた暴露本も大ヒットをしたそうです)。
そして今度はお美しいバレリーさんとの事実婚。
でも、事実婚まで行くほどですからオランド大統領は心の底からこれらの方々を愛してこられたのでしょう。
また、パートナーとなったご婦人の方々も、彼を信じ、彼を支えてあげたくなったのでしょうね。
それほどまでに魅力的なオランド大統領。
さて、今度はどれほど国民から愛されるかをみつめていきたいですね。