神を信仰する人達。
それは自分がこの世で幸せな人生を送れるように、そして来世でも幸せになるようにと願い、日々祈りをささげているのでしょう。
最近、ふと気がついたことがあります。
祈りをささげる神が置かれている寺や神社は、山の中も含め案外、私たちの住んでいる場所よりも高い所にあるということです。
ごく私たちの周りにあるような神社でもその場所まで行くのに、階段を何段も上ったり、何十分も歩くような場所です。
「なぜだろう?」ふと、考えました。
それは、一つには「神様が高いところから我々を見つめている」と、いったことであろうと思いますし、また「神様は静寂な場所で精霊の集まるとこにおられる」と、いったことが一般論的な考えであるのでしょう。
でも「もしかしたら・・・」と、思ったことがあります。
それは「皆の幸せを願う」ということは、「皆の健康を願う」ということです。
健康な心身があってこそ、すべての幸せが始まります。
つまり、毎日神社に行き数百の階段や坂道を登ることで足腰を鍛え、心臓を強くし、きれいな空気を吸うことになります。
ひょっとしたら日々の信仰により、心を清めると共に、こういった場所に通うことで健康な体作りを私たちに与えているのかもしれないと思ったのです。
神様はなかなか、よく考えてくださっているものだなと。