ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

政治言葉のあいまいさ

2012.06.15

「今年の夏はまた暑いのかな?」

これは気温のことを言っているのではありません。

電力使用制限が出るのかどうなのかという意味です。

先日、日本では原発稼動しない場合は、最大2割ほどの電力不足になるのではと報道し、企業はもとより庶民の不安をあおりました。

そんな中、政府は大原原発の安全性を確認したとして「再稼動することが妥当」といった判断をしました。

これを聞いて皆さんはどのように思われたでしょうか?

私にはこの言葉の意味がさっぱりわかりませんでした。

なぜって、この「妥当である」言うのはどういう意味なのでしょうか?

「安全だから稼動する」という意味なのでしょうか?

つまり、安全は政府が保証する。

逆を言えば「危険が起きた際はすべて政府が責任を負う」という意味なのでしょうか?

庶民が知りたいことは「安全である!」という宣言であり、これがあってこそ始めて
「それならば稼動に賛成」といえるのですが、こんなわけのわからぬ「妥当である」と、いった表現で生命に係わるような判断などは出来ないですよね。

本当に政治言葉はずるいと感じてしまいます。

「まさに政治って言葉遊びなのかとさえ思ってしまいます。

私は「我々は責任のない政治など誰も求めていない」と大きな声で言いたいです。

PS:
韓国では雨が降らず水不足、暑い日が続いています。そうした中、政府はドアを開けクーラーをどんどんかけて冷気を外に出し、道行く人に「うちの店は涼しいですよ。入ってください」と、いった客引きのための過大なクーラー使用をしている店の監視を強めました。
クーラーをかける店はドアを閉めて冷気を逃がさないようにするように通達しているそうです。こうして、少しでも電力の消費を抑えようというわけです。

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