ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

吸引浄血治療(プハン)

2012.08.03

先日、急に大腿骨の股関節に痛みを感じました。

どこにもぶつけた記憶はないし、運動で無理をした覚えもないのでしばらくほっておいたのですが、どうしても痛みが止まりません。

そこで鎮痛剤を飲んだり、消炎剤を張ったり、ストレッチをしたりと色々試してみましたが効果なし。

とうとうイスから立つ時にでさえ痛みを覚えだしましたので「ハリでも受けてみよう!」と、針灸院へ行くことにしました。

先生に症状をのべると「では、ベッドに寝てください」と,いうことでうつぶせに寝、痛みの部分を確認した後、臀部から股関節にかけてハリをたくさん打ちだしました。

「さて、これで終わったな」と、思ったら今度はそのハリを打ったところに、吸引機に接続されたゴムホースのついたお猪口より少し大きなガラスカップのようなものを6個ほど押し付け、「20分ほど吸引しますからそのまま寝ていてください」と言い、吸引機にスイッチをいれました。

これは韓国語では「プハン」という、患部より老廃物と悪血を採る真空吸引浄血療法です。

多分、皆さんの中にも中国などに旅行した方が肩こりをとってもらうためにこれを行い、丸い直径5cmほどのアザをつけてかえってきたことがあると思います。

私の場合はそのカップの中にハリの電極がはいっており、吸引と共に、これに低周波の電気を流して患部に刺激を与えていました。

この治療は私も生まれて初めてなのですが、終った後にカップを見ると内側に黒い血がのりのようにべっとりとついていました。

「これ、どこから出てきたの?」と、言いたくなりましたが、出てくるところは刺した針の穴しかありません。

よくこれだけ出たものです。

先生はこの吸引して出てきた血を見ながら、「痛いのはこれが患部に溜まっているのが原因ですよ。しばらく治療をおこないましょう。」と、いうことでしたので、2日後にまた行き同じ治療を受けました。

すると、前回も赤く内出血していた部分がもっと黒紫色になり、他人が見たら「一体、どうしたの?」と、いわれるくらいになりました。

でも、臀部ですから人に見られることはありませんし、二週間もすればこの色も消えるでしょうから全く気にしていませんでした。

しかし、結局この色が消えるまでには4週間弱かかりましたね。(予想以上でした)

それで結果はどうか?というと、「前より少しはいいのかな・・・」と、いったぐらいです。

治療の効果なのか、あるいは時間が経ったから良くなったのか・・・

初めて受けた伝統治療としてはよい経験と満足しています。

でも、あれほどサラサラでなく、ねっとりとしたどろどろした血が吸い出されるのには
驚きです。

(P.S)
もし皆さんがこの治療を受けたいと思われる時は、人目にさらされる部分はしばらく痕が残りますから、あまり私としてはお勧めはできませんね。

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