最近は韓国出張が多いので焼き肉を日本ではあまり食べなくなりました。
しかし先日、遠くに住んでいる友人が東京に出張に来るというので、時間があったら夕食でもしようということになり、久しぶりに(1年ぶり位?)私の行きつけの焼肉屋に行きました。
ここの焼肉屋の店主はとても感じがよく、料理も早く出してくれ値段も手ごろ、更に毎日何かしらの品が半額サービスとなっているので、私のお気に入りの店の一つでした。
久々に友人に会ったので、「たまにはちょっと高い肉でも注文しよう」ということで、奮発して特上カルビ4皿と他の肉を3皿。
更にサラダやキムチ・ナムルそしてワインを一本注文しました。
そして、いつものごとく「出てくるまではまずは生ビール」と、いうことで冷たいビールを飲んで待っていますと、注文の肉が出てきました。
しかしここで私の予想に反したことが起きました。
注文したのは特上カルビですから適度に霜降りのはいった柔らかい肉ではあるはずです。
しかし、出てきたのは確かに見事な霜降りではあるのですが、脂の量が多すぎるのです。
赤身がない。
その量たるや脂肪:赤身が4:1といった感じです。
「これでも本当に特上なの?」といった気持になりました。
以前にも祝い事で来た時に同じ肉を食べたのですが、こんなに白くはなく、とてもおいしかったので、今回はなぜこんな肉なのかと店長に聞こうと思いましたが、あいにくその時は店に不在。
たとえ店員に尋ねても、「店長に尋ねないとわからない」と、いった返答になるのでしょうから待たされるだけです。
「それじゃあ仕方がないな。まぁ、おなかも減っているし、まずは食べてみるか・・」と、いうことで肉を網に置き焼きだしました。
しかし、焼けた肉を食べると肉は柔らかいもののあまりにも油っこく、明らかにこれは注文した肉のレベルではないはずです。
私は2枚食べましたが、もうそれ以上は食べたくないといったほどの脂の多さです。(こんなものを食べたら今まで油の摂取をセーブしていたのが全く無駄となってしまいます)
結局、頼んだものすべて出されたのですが、何も食べずにビールとこの肉を2切れ食べてさっさっさと出てきました。
しかし、実にひどい内容の肉であるのに、払った金額はいつもの3倍。
あぁ、なんと馬鹿な私。
久々に入ったのだから一度に頼まなければよかった。
でも、一体どうしてこんな肉がでたのでしょうか?
以前、店長が「最近はお店も客の入りがよくない」と言っていたので、不景気のために肉の質を落としたのだろうか?
それとも、たまたま自分達の注文した肉が脂の多い部分に当たってしまったのであろうか?
あるいは、店長が替わったのかな?などと色々と思いましたが、あれではもう二度と行きたくありません。
せっかく期待して入ったのに実にがっかりでした。
でも、ここで怒っては久々に会った友人との話しにも水を差すことになるので、彼も気持ちがよくないでしょうから、ぐっと我慢です。
「今日は失敗したな」と、一言小言を言って軽く流し、また他の店を探しまわったという、実にお金も時間ももったいない事をしてしまいました。
でも、これはいつも同じだと思っていた自分がいけないのですね。
物事はいつも変化しているのだと思わなくては。