日韓の竹島を巡る外交問題が難礁に乗り上がっている今、韓国で仕事をしていてもなんだかやりにくさを感じます。
たとえば、あるテーマについて論議を重ねていても、なかなか互いに納得できない時などに「加藤さん、それは日本的な考えだからですよ。ここは韓国ですから、あなた方が言われる方法ではダメなのですよ。そんなことを行う必要はありませんよ。韓国には韓国のやり方があるのですから・・・」と。
確かに言われることはわかりますが、私の述べていることは日本だけでなくどこの国民でも、気持ちは共通であると思うので、その点を重視して仕事をすべきではないのか?ということを言いたいのです。
「いや、加藤さん違いますよ。韓国ではそんなことは必要ないです。ともかく私たちに任せておけばいいのです。心配しないでください。」
そういって、互いに顔を見合わせながらしばらくの沈黙。
もっと述べれば「日本人と韓国人は違うのだ!」といった問題に発展しかねません。
こうなると仕事の話ができなくなるし、きっと彼らの心の中には竹島問題がひっかかっているのでしょうから・・・
こういった状況の中韓国で仕事をしている私ですが、一方では先日、日本国が竹島を
20億円で購入しました。
一時は地主も東京都に売りたいといったことをほのめかしましていましたが、結局は国が購入したわけです。
多分、そのひとつの原因としては資源確保もあったのでしょう。
でも、どうやってこの20億円という数字が算出されたのでしょうか?
今の日本は金がないというのに。
情報によると、今まで国はこの地主に年2000万円を支払っていたそうです。
ということは20億円は100年分に相当するわけです。
これはどう考えても高すぎると思うのですが、いかがでしょうか?
なぜなら、大体不動産は賃貸を行えば20年から25年で元が取れると聞いていましたので、それであれば5億円といったところではなのでしょうか。MAX10億円かな?
東京都が16億円ほどの寄付を集めたという数字に左右されて20%アップの20億といったのかな?
どうも国の予算の使い方というか、お金のはじき方がこういった点でもよくわからないままに、竹島がさっさと購入されてしまったようです。
確かに領土問題はとても大事な問題であり、この問題の解決を積極的に行うためには国が主導権を取らねばなりません。
だからこそ国有化を急ぐあまりに、高い金額を提示したということだと私は思っています。