11月6日、長い戦いが終りました。
それはアメリカの大統領戦。
オバマ大統領とオムニー候補、どちらが勝つのかとここ2ヶ月ほど大きく騒がれました。
オバマ大統領にあっては、思うように経済が立て直せなかったことが、現実としてのしかかり苦戦した事と思います。
しかし、私は始めからオバマ大統領が再選されると思っていました。
その理由は簡単です。
二つあります。
その一つは彼が黒人だから。
アメリカで初めての黒人大統領です。
もし彼が当選しなかったならば、今後いつ黒人大統領が生まれるか分かりません。
確かに彼は前回の選挙で「We can do」をアピールし、アメリカ国民に希望をもたらす弁論をしました。
しかしこの4年間、国民が期待したような経済の発展はありませんでした。
これは誰が行っても同じだったかもしれません。
そのため、多くの人が「もう一度彼にやらせてみようではないか!」と、思うのではなかろうかと想像したからです。
もう一つは、ロムニー候補は今までビジネスの世界で大きな手腕をあげたことは確かですが、彼はその利益を海外に移転させ莫大な税金逃れをしたわけで、この行為はアメリカ国民としては許せないと思ったからです。
つまり、アメリカを思っている人ではない、単なるブルジョアジーだと。
基本的にアメリカ人の多くは金持ちの人が好きではないと聞いていましたから。
この理由だけです。
更にあげるとすれば、オバマ大統領には「誠実さ」を感じる点です。
黒い雲のような陰を感じないという点です。
そして、選挙直前に起きたハリケーンへの対応が非常によかったことがダメ押しとでもいえるのではないのでしょうか。
素早い行動と指示が票に反映しましたね。
国民の誰もがそう簡単にはこの不況は回復しないと思っての中での選挙でしたから、ロムニー候補の述べる政策にも疑問符が打たれたのでしょう。
ともかく、世界を動かすNo1の人間を選ぶ戦況でした。
オバマ大統領の行動はアメリカ一国にとどまりません。
日本をはじめ世界に大きな影響を与えるのですから、皆さんよくその政策をみていきましょう。