ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

過保護すぎる育て方

2012.11.23

先週末、大手電気店にエステ機器を見にいきました。

別に自分が使用するわけではないのですが、どういった機器が売れているかを知ることは、ビジネスにも役立ちます。

女性がどのような事に関心があり、どういう対処の方法を望んでいるのか?

どの位の価格であれば買うのか?

デザインや色など参考になる事は沢山あります。

そういった商品の隣に電動歯ブラシが置かれていました。

各社、いろいろなタイプの製品をだしていますね。

以前、私も電動歯ブラシを使っていましたが、口の中がすぐにアワだらけになってしまい、自分としては好きでなかったですね。

そのため一月もしないうちに、使わないようになってしまいました。

その電動歯ブラシの中に子供用のものがありました。

大人のものよりもブラシの大きさも小さく、グリップ部分もこじんまりとしたものです。

子供は歯磨きの仕方が雑であったり、歯並びが悪かったり、甘いものを多く食べたりしますから、歯をていねいに磨かなければすぐに虫歯になってしまいます。

そういった状況を配慮して出された製品なのでしょう。

でも、はたしてこれはよい事なのでしょうか?

私には疑問が残ります。

確かに子供の歯磨きの仕方を見ればこれを買って「もっときれいに磨きなさい」と、言いたくなります。

でも、私はこう思うのです。  

たかが歯を磨く程度のことを,電動化によってその行動を助ける必要はないと。

つまり、「歯を磨くことぐらい自分の力で行えばよい」と思います。

歯の健康は鏡を見れば自分で分かりますし、磨き方が悪ければ虫歯になって痛い思いをします。

でも、それでもよいではないですか。

痛いことを知り、「今度からしっかり丁寧に磨かなくてはいけない」と、自分で反省するのですから。

こういったことがないと、子供は成長しないと思います。

なんでも親が心配し、楽なもの、安全なものを与えていてはいけないと思います。

ですから、鉛筆なども電動鉛筆削りなどを使わせるのでなく、小刀などを与えて削らすべきではないでしょうか?

これにより、手を切ることもあるでしょう。

だからこそ、じゃあ手を切らないためにはどういった握り方や切り方をすればいいのか。

芯をとがらすには、どうすればよいのかといったことを肌で学ぶのですから。

ともに命にかかわる問題ではないのですから、ぜひそういった教育(体験)をさせながら子供は育てていくべきだと私は思っています。

それでなくても、今の子供たちはあまりにも過保護に育てられ過ぎているように思うのです。

やはり、「かわいい子には旅をさせろ」ですよね。

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