私の趣味の一つにダイビングがあります。
これにともない海水魚を飼うのも大好きです。
きれいな熱帯魚とサンゴを見ているととても気持が休まります。
最近はどちらも好きなのですが、実はどちらも一緒に飼うことが難しいのです。
熱帯魚によってはサンゴをつついたり、食べてしまったりします。
また、魚がキレイだからといって多くの魚を入れると水も汚れやすく水質が悪くなりがちになりますので、サンゴにとってはよくなく水質管理が大変となります。
私のような出張が多い者にとっては、大変無理があります。
ですから、サンゴの水槽には魚はたったの1匹しか入っていません。
でも、とてもキレイな黄色一色の魚です。(ハワイ出身のキイロハギ)
そのため最近はサンゴに凝っています。
ごつごつした感じのサンゴを「ハードコーラル」といいます。
一方、ゆらゆらと揺れるゼリーのような感じのサンゴが「ソフトコーラル」といわれるものです。
どちらも特徴を持ち地上にない美しさをもっています。
しかし水質が悪くなるとすぐに死んでしまいます。
光の強さも非常に大事です。
水中では地上のようにランプの光がすべて届くわけではないので、かなり強い光を与えないと鮮やかな色が出なかったり死んでしまったりします。
無論、水温管理も大事です。
私は0.1度単位で管理しているほどです。
でも、欠点が一つ。
このサンゴが高いのですよね。
種類にもよりますが一品、約7000円といったところでしょうか。
「何故そんなに高いの?」といいたくなりますが、海外からもってくるのには温度の変化に敏感ですから、輸送が難しいといったことがあるのでしょうね。
多分死亡率も高いのでしょう。
大きくなるのにも時間がかかります。
そして、すぐには売れるものではありません。
お客さんや、売る場所も限られるといったことなどがあるのでしょう。
また、買ったとしてもこれがうまく育ってくれるわけではありません。
場合によっては1ヶ月も経たずにダメになってしまいます。
環境の変化では一日で死んでしまいます。
ですから、お金のかかる趣味ともいえます。
冬になりますとキレイな花が街にたくさん出てきます。
シクラメンやランなどがあちこちで売られていてとてもキレイですね。
「こちらを買ったほうがお金の無駄遣いはないのかなぁ。」と思うことも時にはあります。
でも、ランプの消えた暗い部屋の水槽の中でゆらゆらと揺らめくサンゴ、そしてボンプから流れる音、光に照らされたサンゴの美しさはやはり地上で味わえる美しさとは違うのです。