私の住まいは「東京都港区」ですが、先日、スーパーに行きましたらトイレットペーパーが一つもありませんでした。
また水や電池も同様にありません。
普段であればトイレットペーパーなどは特価品として棚に山積みされているのですが。
そこで、コンビニに行きましたがやはりありません。
これは地震災害に備えての買占めです。
また、車を走らせているとあちこちのガソリンスタンドでは、「本日のガソリンは終わりました。」という看板が出されていて閉店です。
「今日はこの道やけに込んでいるな?」と思ったら開店しているガソリンスタンドで給油待ちの車のため2車線が1車線へ。50台以上が長い列をつくり待っているのです。
「ガソリンがないと絶対に生活が困るの?」といった感じです。
しかし、こういった行動って少し行き過ぎではないのでしょうか。
確かに、災害に備えての準備は十分に理解できますが、気象庁では東京に大きな地震の可能性が起きるとはまだ報告されていないのですから、そこまで多くのものを買い込んでおく必要はないと私は思っています。
まずは、現在すでに災難にあい物不足に悩んでいる被災者の方へ少しでも供給できるように個人個人が考えてあげるべきです。
また、品不足が起きる原因は、買い占めをする必要はないと思っている人でさえ、人がたくさん買っていく姿を見ると、「今買っている量だけでは足りないかな?」と心配になり、さらに買い込む、そして、まだ購入していない人も「自分も買っておかなくては買えなくなるのでは・・」と心配になり、自宅に在庫があったとしても買い込むといったことによるものです。
つまり、必要でないと自分は思うものの、周りと同じことをしておかないと心配であるといったことが、今回はガソリンを含めこうした行き過ぎの行動を起こしたのでしょう。
ですから、危機が発生したときは個人の考え方よりも大衆の動きにかなり左右されてしまうのですね。
これって、人間だけにある恐ろしい力。
経済も人の見方もまさに「心理」で動いています。
これこそ、まさに人間社会の要諦なのでしょうね。