先週は一時、円が76円台をつけ8月4日には政府がこの円高に介入、77〜78円あたりをさまっていました。
輸出企業はこれが長く続くとやっていけません。
きっと経営者は夜も眠れなかったであろうと思っています。
「今後、当社はどうすべきか」と自問自答が続いていることと思います。
このまま今の事業を続けていていいのだろうか?
海外に出て行くべきなのであろうか?と・・・
でも、私は思うのです。
どうして日本国内に固守する理由があるのか?と
世界は広いです。
日本の1万円が5万円の価値を持つ国はいくつでもあります。
我々は北朝鮮に住んでいるわけではないのですから、何も束縛されるものはありません。
束縛しているのはあなたの気持ちだけだと思うのです。
実際、経営者の目から見れば今の日本はこう見えるのではないでしょうか・
1. 高い人件費
2. 法人税率は40%、
3. 高齢化がすすみ、若者・子供をターゲットとした産業には展望がない
4. 為替はもう我慢できないほどの円高へ
5. 高いテナント料
6. 人気を取るためだけの政策作りと迷走する政治
7.官僚社会
8. 財政破綻
9. 行き詰る社会保障
10. 電力制限
等、どんどんマイナス面ばかりが出てきます。
こうなると、海外に出るしか仕方がないのではないでしょうか?
出るにあたって、すべて100%安心などということはないでしょう。
だって新たなチャレンジなのですから。
でも企業の体力があるうちにやっておかねば、最後は動けなくなります。
たとえ動けなくなってもその時は誰も助けてはくれません。
もちろん日本国も。
これが現実です。
今の状況を見ればこの円高を基に今後日本の海外進出は急速にすすむことは明らかでしょ
う。
これは企業だけのことでなく個人においても同様です。
ですから、我々も海外に対応できる人間となり・能力をつけなければ楽しい生活は送れないということです。
つまりは、我々が幸せをつかむためには外へ向けてのチャレンジしかないと私は思っています。