ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

寺での食事

2011.09.30

以前、韓国の方は健康維持のためによく登山をするという話をいたしましたが、先週私は
友人に誘われ登山をしてきました。

場所はソウルの西へ高速道を使って2時間半程のところの徳宗山というところ。

この付近は温泉が有名で、さらに(百済時代:554年〜597年)の寺といわれている「修徳寺」があります。

誘ってくれた彼にこの寺を見たいといった目的があるのではなく、山を登った後に汗を流すような温泉があれば私も行きたいだろうと思って誘ってくれたのでした。

嬉しいことです。

この徳宗山は標高500メートル程の高い山ではなく、また急な山道もなく山道にはしっかりとした自然石の階段が設けられていて、上るのには苦労がありません。

山頂までゆっくりと歩いて1時間15分程と適当な距離です。

山中は清水もしとしとと流れています。

その日は日差しも強かったこともあり紅葉はまだまだ、秋の登山といった感じはしませんでした。

結局、登り始めたのが8:30で、下山したのが11:30でした。

その後、彼が「12時ならばお寺で食事がただで食べられるよ。」というので、では行ってみようということで向かいました。

歩きながら「精進料理が食べられるのかな。でも、本当にただなのかな?お寺に来た人、全員に本当に提供してくれるのかな?実際、毎日、揚げ物ばかりを食べてきているからさっぱりした物が食べたいな。できれば、白飯とノリ、キムチ、これだけがあれば僕は満足なんだがなあ・・・」と考えていました。

しかし、寺内のどこを見ても昼食を求めて人が集まっている様子がないので、彼がお札を売っている人に聞いてみると昼食は予約制とのこと。

確かにこのお寺は有名だから多くの人が訪ねてきます。

そういった人、全員に出していたら大変ですからね。

でも、とりあえず言われたところに行ってみようということで足を進めると、入った建物はそれは立派な食堂です。

小学校の給食場といった感じで、入口のドアからは料理場のステンレスの大きな鍋や釜が見えます。

「予約はしてないのですが・・・」というと、「2名ならいいですよ、どうぞ」と何と親切なこと。 

おかずはビュッフェ式で取って行きます。

私の食べたいものもありましたし、他にも山菜と野菜でつくられたものが4種、そして白米に味噌汁と何とすばらしいこと。

これがただなの?と、いう感じです。

あらためてそのお寺の優しさと財力、お寺を支える人々の支援力を知りました。

まさに皆のためのお寺であるのですね。

※昼食料理を作られている方も僧侶とボランティアのご婦人でした。

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