先日、週末を使ってプーケットに行ってきました。
プーケットで泊まるホテルは常宿としているエバーソンホテル。
プーケット島の南端にあるホテルです。
しかし、今回行ってビックリした事があります。
それは観光客の様変わりです。
昔はプーケットでは日本人が一番のお客様でした。
でも、今は全く違います。
では、どこの国だと皆さんは思われますか?
多分、中国あるいは韓国と思われる方が多いことでしょう。
それが違うのです。
実はロシア人なのです。
プーケットにある高級ホテルでは80%がロシア人ということです。
ホテルのロビーにはロシア人向けの不動産情報誌が置かれ、そこには高級なヴィラやコンドミニアムが掲載されています。
私の場合も今回急に時間があいたのでプーケットにでも出かけようと思いホテルに電話をかけましたらすぐには部屋が取れず、しばらく電話を待たされてしまいました。
そこで、予約状況を聞くと、「今回は部屋を準備出来るけれども12月24日から年末まではロシア人のお客様で100%満室でしたよ。」とフロントの答え。
そこで、「何故そんなに込んでいるの?」と聞くと最近ロシアからの観光客が非常に増えているとの事。
「では、普段であればロシア人は何%ぐらい占めるの?」と尋ねましたところ、70%前後だそうです。
まさに、これにはビックリです。
そういえば、2年前モルジブに行った時も、「ロシア人が多く来ているなあ〜」といった感じを持ちました。
でも、それはわかりますよね。
この時期ロシアはものすごい寒さ。
これを避けてロシアの新興金持ちがサンサンと照る太陽を求めてこの常夏のモルジブに遊びに来ているのですね。
当時、私はダイビングのために行ったわけですが、彼らのダイビング用の水中カメラは付属品を合わせればトランク1個に相当するぐらい、大きなすごいものをもって来ており、更に水中ビデオカメラまで用意しているのですから、まさにプロ並みです。
「一体、これらにいくらかけているの?」といった感じでびっくりしてしまいました。
沖縄でもこんなにすごい器具を持っている人を見た事がありません。
そのロシア人達が今度はプーケットに押し寄せているのです。
現地では今まで多くいた日本語のタイ人ガイドも少なくなってきています。
それは日本人を相手にするより、「ロシア人相手の方が仕事になる!」ということでロシア語に変更、そちらのガイドに転向するものがすごく増えていることです。
このままだと、このプーケットのいいスポットはロシアのお金持ちにすべて占領されてしまうかもしれません。
まだ、「自国を自国民で守る」というほど深刻ではありませんが、発展途上国においてはやはり生活が厳しいですから、お金作りのために当然土地を売るものもたくさん出てくるでしょう。
まさに世界の金持ちが変わったということをこのタイの避暑地を通じて感じた次第です。