皆さんも疲れたとき、癒しを得るために色々な方法をお持ちだと思いますが、私にとっての一つの方法は熱帯魚の水槽をながめるという方法です。
揺らめくサンゴ、色とりどりのサンゴ、優雅に泳ぐ魚たち、そしてその水槽の浄化ポンプから流れでるサラサラという水の音を聞いているともう最高です。
あっという間に時間が過ぎていきます。
さらに、部屋を暗くし水槽にライトをつけ、ボサノバなどでも聞きながらウイスキーを片手に、何にも考えることなくただぼんやりと水槽の中で泳ぐ魚と揺らめくサンゴを見ていると本当に癒されてきます。
また、趣味のダイビングもまた癒しを求めることのできる一つの方法ですが、これは水槽を眺める場合と少し違います。
ダイビングの場合は海中に体が浮きますので、海中の美しいものを眺めるといった視覚から捕らえた精神への癒し効果以外にも、体全体つまり筋肉もリラックスできるといった特徴があります。
海中で浮きながらまさに「生命は水から生まれたのだな〜。」と感じる安らぎがあります。
でも、この海水の水槽を維持するのが大変なんです。
海水の状態がくずれるとすぐにサンゴが弱ってしまいます。
珊瑚は何もしゃべりませんから、出張から帰ったときなど珊瑚が弱っていたり、死んでいたりするともうがっかりです。
「一生懸命育ててきたのに、もうあの美しさは見られない」と思うと、美しいものを失うということはとても悲しいことだと感じます。
そして最近、特に思うのです。
人間は美しいと感じるということがなければきっと癒されないのだろうなと。
この世に色々な色彩があるからこそ人は癒されるのだろうと。
もし、色のない世界に生きることになったらきっと私は狂ってしまうだろうなと。
地球はなんとすばらしいのだろう。
空、陸、そして海、すべてにおいて美を作り出しているのだから・・・。
生きている限りキレイなものを見たいし、美を大事にしなければいけないのだと思ってくる。
そして、精神教育も美を教えることにより人も変わるのではなかろうかと・・・。
思いはヘレニズム文化へと進んでいきます。