私の好きなものの一つに卵があります。
食べない日はないというほど好きですが、タイでも卵料理は多く、特に日本人の方がこちらに来ると良く注文なさる卵料理として、蟹とカレーといり卵をミックスした料理(プー・パッポン・カリー)があり、とてもおいしいく好評です。
たっぷり2人前で1200円ほどですから非常に手ごろな価格、是非食べてみてください。
ただ、私の経験ではレストランによって味にかなり差がありますので、一店だけの味でこういうものだと決めないでください。
他にも是非、お勧めしたいのはやはり通称「タイオムレツ」といわれる卵焼きです。
タイ語では「カイチオ」と言いますが、日本で食べる卵焼きとちがい、溶き卵を油で揚げるといった感じのものです。
タイではその卵の中に豚肉や鶏肉、えび、かにをくわえて作ってもらうことができます。
もちろん何も入れないものでもOkです。
うすい塩味のきいたこの揚げ卵をご飯の上に載せて食べる食事は、タイではとてもポピュラーな食といえるでしょう。
一方、話しは変わりますが、日本ではスーパーに行きますと色々な種類の卵が売られていますので、どれを買っていいのか迷ってしまいます。
最近は特に種類が増えたように思います。
私は白い卵よりも褐色卵の方が栄養があるということを聞いたことから、昔から「ヨウド卵」を買ってきたのですが、最近は「これでいいのかな?」と思い始め、少し卵のことを調べてみました。
すると、ためになることがわかりましたの。
まず、卵の殻の色なのですが一般にスーパー等で売られている白いたまご(白玉)と褐色以外にも、南米チリ産の鶏のなかには青いたまごがあり、それは真っ青というわけではなく、なんとなく青いといった程度の色だそうです。
でも中身は普通のたまごと同じ黄色とのこと。
ほかにもピンクの卵というのもあるそうです。
そして、私が昔から信じてきた卵の殻の色と栄養の関係。
これはまったく関係ないとのことです。
褐色卵だから栄養があるというのは、まったくの誤解でした。
卵の殻の色の違いは鶏種の違いによるものなのだそうです。
私はずっと飼料の違いからおきると思っていましたが、これは大間違いでした。
従来は、卵用種といわれている品種の鶏は白色卵を産卵し、卵肉兼用種や肉用種は褐色卵を産卵するものとされていたそうですが、現在では多くの採卵用、食肉用の鶏種が開発され、この分類は意味がないそうです。
また、私はだいだい色の方が黄身の色よりも栄養が高いと思っていましたがこれも誤解でした。
唐辛子やパプリカ、アルファルファ等を飼料として与えると濃い黄色の卵黄になるそうです。
「そんな簡単なことでなるのかな?」と思いますが、実際そうなるそうです。
これは意外な発見でしたね。
ともあれ、世間では卵は10個入りで150円くらいから500円くらいまで値段は大きく差があります。
値段の差は生産量の差から起きる場合もあるでしょうし、また飼育費用がかかるために起きる場合もあるでしょう。
ですから、値段だけでは栄養面からの良し悪しがわかりにくい点もありますね。
しかし、卵は生命力の塊です。
すべてが殻1つの中に集約されているわけですから、品質のよいものを是非とも買い求めたいものです。
高くても一個50円程度で買えるのですから、決して高いものではないですね。
次回、卵を買う際はよくその成分記載を見て比べてみようと思っています。