4月1日にスーザンボイルの日本公演に行ってきました。
会場は日本武道館。「{Britain’s Got Talent}というTV番組で突出した歌唱力で満場の喝采を浴び、一夜にして人生が激変した47歳女性であることは皆さんご存じのとおりです。
この番組は歌手をめざすスター誕生のような番組ですから、出演者は基本的に若い方が多いのです。
その中で決して美形とは言いがたい容貌とずんぐりとしたスタイルの中年女性が出てくるのですから会場の観客も審査員もびっくりです。
「あなた、出る場所を間違ったのではないの?」と、いったあきれた感じでの対応でしたが、いったん歌いだした彼女の声を聞いてびっくり。
天使の声と絶賛されましたよね。
私もYouTubeでその様子を早速見ました。
そして今回の来日が決まり是非とも公演を聴きにいこうと計画していました。
でも、実際のところ聴いてがっかりしました。
確かにきれいな声なのですが、「そこまで絶賛するほどのものか」というと私には??でした。
もっともっとうまい人はたくさんいると思います。
でも、なぜ彼女がそんなに絶賛されたのでしょうか?
それはやはり「アンバランス」。
彼女の外見からそんなきれいな声が出てくるとは誰も想像しなかったからでしょう。
中年おばさんでカラオケがうまい程度の声なのだろうと思っていたのでしょう。
でも、聞こえてきた少女のような透き通った声に皆がびっくりしたからだと思います。
昨年末にリリースしたデビューアルバム「夢やぶれて」が記録的なヒットとなり、世界中から仕事のオファーを受けるなどと忙しい毎日で疲れていることと思います。
そして今までに発声の訓練も受けてきているわけではないですから、こんなに過激なスケジュールではのどがやられてしまいますよね。
実際、講演4曲の中でも声が出なくなった部分やかすれた部分が3回ほどありました。
プロではありえないことです。
もし、風邪でないとしたら、やはり喉の酷使でしょうね。
聴きながら「そこまでしなくてもいいじゃないか」とかわいそうに思いました。
できれば、今後は講演はできるだけ少なくして、静かな今までの生活に戻してあげたく思いました。
この日は49歳の誕生日でしたが、来年は素敵な彼を見つけ2人だけで静かな誕生日を迎えさせてあげたい気持ちになりました。