現代においては生涯の内でガンにかかる可能性は50%といわれています。
すなわち、2人に1人はかかるそうで、日本においては死因の1番になり、その30%ほどがなくなっています。
ガンにおいては手術・投薬・放射線治療がおこなわれている中、最近は免疫療法を組み合わせることによりガン医療に対する新たな取り組みがなされ始めたということなので、今回はこのことをお伝えしたいと思います。
もともと、私たちの体には体内に侵入した細菌やウイルスなどを排除するための免疫機能が備わっています。
免疫療法とはその免疫力を利用し、免疫力を高めた免疫細胞によりガン細胞を攻撃させる治療です。
進行ガンの増殖を抑えたり、外科手術後のガンの移転・再発を抑えることを目的としています。
たとえば、最新世代の免疫療法といわれる「樹状細胞ワクチン療法」では、樹状細胞といわれる細胞に患者さんの自己ガン細胞や人工的に作製したガンの特徴をもつ物質(ガン抗原)の特徴を認識させ、それをリンパ球に覚えこませることで、がん細胞を狙い撃ちする療法です。
樹状細胞ワクチン療法は、この特定のガン細胞のみを狙い撃ちさせることができるのが特徴です。
これはガン細胞だけでなく健康な細胞まで弱まってしまうといった今までの治療からは大きく前進したものといえます。
もし、自己ガン組織が確保できないときは人工ガン抗原の使用が検討されますが、ガンの種類によってはその使用が制限される場合があります。
このように樹状細胞ワクチン療法を中心として化学療法・放射治療などを組み合わせ、患者さんの免疫機能を最適化・最大化させて効率的にガンを攻撃する最先端ガン治療プロトコール「アイマックスガン治療」が始まっています。