タイのタウン情報誌には多くのスキンクリニックの宣伝が掲載されています。
そして沢山の女医さんが出ています。
治療方法はレーザーを使ったもの。
無論レーザーが一回だけで効くことは少ないですし、シミの量しだいでは10回近く照射を受けなくてはいけませんから誌面では「通常5回○○バーツのところをプロモーション価格で今なら半額の××バーツ!。」といった感じの内容です。
金額は通常価格でも日本の半分以下。
それがプロモーションということで半分となれば日本の1/4ということですね。
でも数回受けなければいけないことを考えるとちょっと旅行者には期間的に無理ですね。
やはり、駐在員の奥様たちがターゲットなのでしょう。
そして受けられる方はこれを駐在中というよりも帰国少し前になさるようです。
UVの強いタイですから、治してもすぐにシミがまた出てしまうからなのでしょう。
このシミ治療で大事なのは治療後の処置。
UVの強いタイで出来やすいのは頬やこめかみにできる丸いシミ「老人性色素班」です。
このため治療にはメラニンを吸収する光線を使うことによりシミを狙い打ちしてメラニンやメラノサイトを破壊するといったQスイッチレーザーによる治療が主のようです。
照射後にはかさぶたができ、1〜2週間程でかさぶたははがれ落ちます。
そして綺麗なピンク色の肌が現れると期待しますが、一概にそうも言えないようです。
時としてレーザーの熱によりやけどのあとのようになり以前より濃いシミになるといったこともあるようです。
ただ、このやけどのような炎症性の色素沈着は半年もかからずに消えるようですが、やはり顔となると気になるところですので、しっかりと医師にお尋ねください。
かさぶたが取れた後は、紫外線の対策がなんといっても大事。
時にはハイドロキノンなどの美白剤を処方されることもありますが、その刺激によりさらにシミが悪化するといったこともあるようですので、やはり最後まで担当医に定期的に診断してもらったほうがよさそうです。
旅行に来て治療費が安いからといって滞在中に受け、日本に帰ってからメンテナンスをされる方もおられますが、もし時間と予算が許せば(タイは生活費が安いですから)1ヶ月ほどの時間を作って来ていただくほうがよいと私は思っています。
やはり、ほとんどの皆さんは顔への治療ですから「後悔、先に立たず」ですよ。