タイには意外にヨーロッパ系の60歳以上の男性が多く住んでいるように感じる。
それも短期間ではなく。
ラフなスタイルでサンダルを履いて半ズボン・半そでの姿で昼からビールを飲んだり、喫茶店で本を読みふけっていたり、現地の女性と一緒に街中を歩いているところを見る。
どう見てもサラリーマン業をやっているようには思えない。
また、バカンスを楽しんでいるようにも思えない。
バカンスを楽しむのなら自然に恵まれたタイであるから、あえてバンコクで時間をつぶすことはしないだろうに。
南のコバルト色の海と空気のきれいな北部の街に行くであろうに。
一体何をやっているだろうか?
本国での仕事をやめバンコクに第二の人生を求めてきたのであろうか?
私は多分そうであろうと思っている。
本国で貯めたお金をこちらにもってくれば三倍以上の価値を持つ。
さらに家賃や食費も安いとなれば本国の息苦しい生活などする必要はないといったところだろうか?
また、こちらでタイの女性をみつけて一緒に生活すれば(何とか言葉が通じあうという前提で)、困ったときには彼女がタイ語で助けてくれるだろうし、ぜいたくな生活を知らない現地の彼女一人ぐらいの生活をみても対してお金がかからないといったことで、タイで生活をしているのだろうか?
淡々と時間をすごしているように思われる彼らを見ているとなんだか人生がもったいないような気がする。
どういう話をしているのかはわからないが、世間には60・70歳になってもまだまだやりたいことがたくさんあり、野心に燃えてはりきっている人もいるというのにこの差は何だ。
私には白人がやけに目につくが、実際こういった日々を送っている日本人も多いのだろう。
まさに、人生流れてここにやってきたというところだろうか?