今週は、朝青龍の優勝が世間に明るさを呼びこみました。
私は、それほど相撲に興味があるわけではないのですが、今回は朝青龍の優勝の行方にとても関心がありました。
相撲幕開けまでの報道では「今場所で朝青龍は引退か?」といった引退説まで流れましたし、多くの専門家はそれを否定しませんでしたからね。以前、マスコミに叩かれましたし、彼自身も精神的にどん底に落ち込んでいました。
こういった非難の中での練習不足、今場所はまさに勝負でしたね。
1月25日。白鵬との優勝戦での気合の入れ方はすごかったですね。これぞ相撲取りといった姿。しこをしっかり踏み、汗をぬぐい、相手をじっとにらみつけ、わしづかみしした塩を大きく振りまく姿はまさに戦場にでる戦士。気合十分でしたね。
そして勝負あり!
白鵬を負かした時の喜びの顔は本当に嬉しそうでしたね。「やんちゃ坊主がしてやったり!」といったような満面の笑顔でした。その後の優勝パレード、祝賀会すべて笑顔、笑顔・・・。
インタビューで応える朝青龍「みなさん朝青龍はまた戻ってきましたよ」この言葉深いですよね。彼自身もこの時までは今までの自分で経験したことのない弱い朝青龍を感じていたのでしょう。横綱が強いことは当然で、さらに精神的に強靭であり、相撲が皆から愛されるようにリードしていく任務を担っていかねばならぬのに、それが十分にできていないことに不快なさをひどく感じていたのでしょう。
しかし、それを克服した朝青龍は素晴らしかったなあ・・・。
自分に勝ったものだけが味わえる本当の喜びの笑顔を見せてもらった今場所でした。