先週の土曜日、ドトールでサンドイッチを食べていると、年は63歳から66歳位の男女が入ってきて私の隣の席に座った。
彼らはコーヒーを飲みながら楽しそうに話を始めました。
その日は天気も良かった事もあり話題は桜の花見の話。
どこそこの場所の桜は綺麗だとか、いつごろ満開になりますかね?といった話であったが、その話の中で男性が次のような話を始めました。
「私は毎日いつ桜が咲くかなと日頃の散歩道を歩きながらそのつぼみをみているんです。それに、実はいつも散歩の際は花の種と小さなスコップを持って歩いているんです。そして適当なところが見つかると、そこに持っている種を植えてくるんです。それがいつ咲くかと楽しみにしながら散歩をしているんですよ。」と微笑みながら2人の女性に話されていました。
私は、なんだかその男性の日頃の散歩姿が想像出来、植えた種からキレイな花が咲いた姿を見ては喜ぶと共に、会社に向かうサラリーマンや通学の子供達が「あれ、こんなところにきれいな花が咲いている!」と気持ちがさわやかになるような気がしてとてもうれしくなりました。
こういったこの男性の些細な行為が、他人の気持ちも幸福にするってとてもすばらしい事ですね。
自分の家に花を植えなくても、この花を見てみんなが喜んでくれれば満足といったような気持ちを持てる人ってすばらしいですね。