本屋に行くと毎回驚くことがあります。
それは新作本の多いこと。
私は本を書くことのできる文才能力のある人をすごく尊敬しているだけに、世の中にはここまで才能にたけている方々がこれほどまでにおられることに感心するばかりです。
小説コーナーに行けば読みたくなるようなタイトルの本がずらり。
またビジネス書コーナーを見れば、もっと勉強しなければと喚起されるような本ばかりと欲しい本がたくさん並べられています。
高名な方々とお会いすることがむずかしい中、1500円前後でその方の考えや話を聞くことが出来るのですから、本というものは非常に安いものですよね。
食事1500円のコースではたいした食事もできませんが、本の場合は何回も読み返せるのですから生きている間になるべく本を読まなければと思います。
暇を見つけこれと言った目的もなく本屋に行き、「何かいい本はないかなあ〜」などと当てもなく本屋をのぞくと、いつも4冊ほど買う羽目になるのは私の特徴です。
行けばあれもこれも欲しくなってしまうのです。
特に私の場合は勉強不足のため経済に係わるビジネス書を選びがちの傾向がありますが、本の内容はすべて違います。
逆に目的をしっかりもって行くときは、その分野における情報の収集といった事でなければ、多くの本を買うことはほとんどありません。
こういった時は1冊しか買わないことが多いです。
その理由は、あれやこれやとたくさん買って読んでも身につかないからです。
とかく、たくさん本を読むと知識が沢山ついたといった感じを持つように思うのですが、私は案外と違うように感じてます。
上辺だけをさらっと読んでいるだけで、案外と理解をしていないものです。
ただ、単にわかったような気になっているだけです。
ですから、私はたくさんの本を読むよりも1冊の本をじっくり読むほうを選んでおります。
読み終わればもう一度読み返すといった具合です。
こうしてある分野の知識の核を自分なりに習得し、その後他の本を買ってみるという具合です。
この方法は学生の時からやっています。
ですから回りの学生に比べて参考書の数も極端に少ないほうだったと思います。
受験問題集などを買っても1冊か2冊。
それらを5度も6度も繰り返してやるといった具合です。
受験のころには問題まで覚えてしまているほどです。
でも、これが非常に効果があったようにように思います。
どの問題集も立派な先生が編集し出版しているのですから、差ほど違いがなく似たようなもんでしょうから、買うだけもったいないとも思っていましたし、当時、貴重な小遣いも使いたくなかったです
ともあれ、あれやこれやと手につけるのでなく、ある一つに絞って集中することはビジネス、学問、恋人獲得においてもある面から見ると、同様にとても重要なことのように思っています。