昨日の雷雨はすごかったです。
いよいよバンコクにも雨季の季節がやってきました。
こちらの土砂降りは実にすごいのです。
昨日も夜中の2時ごろから4時ごろまで。その雷といったらなかなか日本では聞くことのできないほどの爆音です。
子供がいたら「雲の上の鬼が怒っているのよ。毎日悪いことばかりしていたら、鬼が降りてきておへそをとられてしまわいますよ!」というのにふさわしい程、驚くほど大きい音ででした。
この豪雨は朝からの時もあれば昼間、あるいは夕方と時間に関係なくやってきます。
しかし、長く続くことはなく1時間から1時間半でおさまるのが普通です。
今回の出張でもこの豪雨に何度も出会いましたが、これに会うともう最悪。
無論、足元はずぶぬれになることはもちろんなのですが、それよりも交通がほとんどマヒするといってもいいくらいのすごい渋滞になります。
タクシーが捕まらないことももちろんですが、そのタクシーを捕まえるまで外に立っているだけでもずぶぬれです。
乗ったとしても進まない。
15分程で行けるところが1時間以上かかるといった事はごく普通のことです。
しかし、交通手段に対して自分は何もすることが出来ないので、せめてずぶぬれとなることは避けるために、特に靴がべしょべしょになることを避けるために、私はいつもこの時期にはビニール袋にサンダルを入れて歩いています。
いざ豪雨となったらすぐサンダルに履き替えです。
一方、この豪雨が多い季節でも道路端では屋台はしっかりと営業しています。
ビーチパラソルが風に飛ばされないように近くの木や柱に紐でしっかりと結びつけ、周りにビニールをたらして雨を防いでいます。
そして豪雨が去るとビニールを引き上げ商売開始。
こういった毎日を彼らは送っています。実に彼らはたくましい。本当に尊敬します。
こうった生活パターンを嫌がっていては生きていけませんからね、本当にすごいです。
「生きるためには頑張らなくてはいけない。つべこべ愚痴を言ってもしょうがないじゃない。」といったことをまざまざと私に見せてくれます。それも毎日の行動で。
ですから、これを見るたびに私はいつも勇気づけられています。
だから私は東南アジアが大好きです。
一方、この雷雨が少し収まると、雨宿りしていたバイクがいっせいに走り出します。
でも雨はまだやんでいません。
バイクを見ると傘をさして女性が横乗りしているではありませんか。
「おいおい、これあぶないんじゃないの?転んだら大怪我だよ」と、こちらが心配するほどです。
でも彼女は平然として乗っています。
この光景は日本では絶対に見られないですよね。こんな芸当が出来るのは運転がうまいのか?それとも女性の乗り方がうまいのか?私にはよくわかりません。
その上、こうした女性の中には自分だけに傘をさすのではなく、運転手にも傘を親切にかざして乗っている人もいるのです。
でも運転手はこれでは前がよく見えなくて運転しにくそうです。
「この親切はまさに大きな迷惑。」といったところでしょうか。
ともあれ、今日の朝起きて外を見ると早朝の豪雨で道には15cmほど水がたまっています。
これでは今日もタクシーを捕まえるのに時間がかかりそうです。
そして目的地に行くまでに何分かかることやら・・・。
朝8時の約束で20分ほどで行けるところにもかかわらず、早朝5時半に起きて外出の準備をすでに始めた私でした。