タクシードライバーにも色々な人がいるものです。
以前イタリアを旅行しているとき乗ったTAXIのドライバーは私が日本人だと知ると、「自分も以前日本に行ったことがあるよ。
北海道にも私は行ったよ!」などと親しげに運転しながら後ろの席に座っている私の方を振り返って話しかけてくるではないですか。
おいおい、それはわかったからもういいよ。
日本をすばらしい国といってくれてありがとう。
それよりしっかりと前を向いて運転してくれよ。
これじゃ怖くてしょうがないよ。
すると「俺は運転がうまいから大丈夫。心配するなよ。」と。
本当に困った運転手でありました。
そして、今回バンコクで乗ったTAXIドライバーも、また変わっていました。
運転座席を後ろに大きく移動させ、座席をう〜んと倒して、両腕を力一杯ピーンと伸ばしきって運転するのです。
簡単に言えば、踏ん反り返っての運転姿というわけです。
当然、座席を大きく倒していますから、窓から頭の半分がわずかに見えるだけ。
もし、外から見たら無人カーが走っているように見えるのではないかというほどでした。
これにも「おいおい運転のほうは大丈夫なのかい?」と思わず言いたくなりましたが、タイ語がしゃべれない私は、事故にあっては大変と両足をしっかりつっぱって前を見続けて乗っていました。
ああ、情けない。