友人がマンションを購入したいというのでバンコックで販売しているマンションのカタログを2ヶ月ほど前の出張の際に友人に持って帰りました。
彼はこれを見て「思ったよりも高いんだ。90平米で2000万円くらいか。日本の物価で考えれば8000万円くらいの感じかな。でも、考えて見れば日本ではこの値段では決して都内では買えないけどもね・・。」といっていましたが、今週タイの為替レートは日本円100円に対し34.63。
彼にカタログを渡した時が38.3でしたから日本円で払うとすれば10%価格が上がっているわけです。
つまり2000万円であったものが2200万円に200万円もアップするのですから驚きですよね。
彼もその時は2000万円はちょっと高すぎるなと考えているようで、ためらっていたようですし、またタイの経済が鈍化していることもあって、もう少し販売価格の値下げが起きるだろうと思っていたのですがこれが、為替によっておじゃんとなりました。
貿易をやらない者にとってはあまり為替は日頃気にする必要はありません。
強いて言えば海外旅行の時ぐらいで、日常品の購入においても為替の影響を考えながら買われる方もあまりおられませんよね。
ですから、わずか2ヶ月ほどの間に200万も動くと言ったことは彼にとってはビックリ。
あの時買っておけばよかったと深い後悔の念がさすようです。
その夜は彼が私に一杯おごってくれました。「加藤の飲み代などは為替の変動においてはたいしたことないさ。オレがおごるよ。」と。
ずいぶん今回の件でショックを受けた彼でした。
「まだ、買うと決めたわけでもないのだから、そんなにがっかりすることもないと思うのだけど・・」と思う私でした。